2.せーの…
「でもそんなの関係ねぇ!でもそんなの関係ねぇ!!でもそんなの関係ねぇ!!!はい!おっぱっぴー」
「…………………」
何も言わずにみんとの目を見る。
というより、見飽きたネタを言われて何と返すべきか分からなかった。
「「…………………」」
みんとも困ったように無言でこっちを見た。
よし、続きを読むか。
「ちょっとぉ!なんで無視するさ!なんか言ってよ!構ってよ構って!」
「だぁー!うるさい!本読んでる途中なんだよ!それにそのネタはもう見飽きたんだよ!」
グイグイベタベタと顔を押し付けてくるみんと
そこにタイミングを見計らったかのように作久田が現れる
「ちなみに●子がそれ歌うAI画像あるよ」
「うおっ!びっくりした…」
「おぉ~あるんだ」
「でも、AI動画出回る前からなかったか?」
結構前に見た記憶があるんだが…
「撫●に歌わせるやつじゃなくて小●よしおの動画ツギハギしたやつ」
「それは2023年、AI動画が出回る1年前辺りだね」
「あれってそんな最近だったんだな…」
「でも、小島よ●おが恋●サーキュレーションを歌う動画なら2010年に投稿されてる」
「なんでそんなのがあんだ…ってそれ例のスレより前じゃないか!」
驚く俺を横目に…
「しょーごはなんでも知ってるな」
「なんでもは知らないわよ。知ってることだけ」
「…………………」
本当に全くコイツらは…
赤齣
「これはこれはゆゆたかさんじゃないですか」
「人の名前を24時間ピアノを弾き続けた配信者みたいに言うんじゃない、みんと。僕の名前はゆうただ」
(⁎˃ꌂ˂⁎)「失礼、噛みました」
「違う、わざとだ」
「噛みまちっ………た…」
「わざとじゃない…w。ざまぁw」
「ひどいですゆうたさん!あなたは幼気な少女が苦しんでいるのを見て嘲笑うんですか?最低です!」
「八●寺みたいな口調は辞めろ。ていうか、お前は少女じゃねぇだろ。いつTSしたんだよ」
「つまり、ゆったさんは私をショタと言いたいわけですね!」
「人を"言った"の口語のように呼ぶんじゃない。僕の名前はゆうただ」
(⁎˃ꌂ˂⁎)「失礼、噛みました」
「違う、わざとだ」
「噛みまみた」
「わざとじゃないっ!?」
「それで、舌を噛んだのを見て喜んでいるゆうたさんはドSのショタコンという訳ですね?」
「ドSじゃないし、そもそも同年代だからショタコンにはならなんじゃないのか?」
「ならホモです!ゆ〜ゆ〜たさん!」
「ホモじゃねし、人を市内のレジャープールのように呼ぶな。僕の名前はゆうただ」
(⁎˃ꌂ˂⁎)「失礼、噛みました」
「違う、わざとだ」
σ(*´∀`)ò「はにかみました⸝⸝⸝」
「はいはい、わざとじゃないわざとじゃない。それとお前がやっても全然かわいくないからな?」
黑齣
「は?相談?俺らに?なぜ?何を?」
このクラスメイト"鳩山 吉春"は何を言っているんだ?
「あら、恋愛マスターであるこの私に相談できることを光栄に思いなさい」
「チッ、コノクソリアジュウガヨ…イヤミカ?イヤミナノカ?コレダカラリアジュウハヨ………」
「待て待て待て待て。ツッコミが追い付かないからお前ら2人は黙ってろ」
モノマネをしだすみんとと闇堕ちしつつある作久田は放っておく
あの状態の2人は本当に面倒だ
「で、鳩山は何を相談したいんだ?」
「そ…それは………れ、恋愛相談を!ミ⬤チーと恋人になりたいんです!」
「「「は?」」」
白齣
鳩山 吉春と谷ヶ崎 三千花——
この2人はこのクラス——
いや、学校でも有名なバカップルの筈だ。
「この私に復縁を手伝いをしろと言いたいわけね」
「違います!まだ付き合ってません」
「「「!?」」」
マジかコイツら。
みんとも作久田も驚いていた。
そりゃ、学校の給食で食べさせ合いっこしてる奴らからこんなことを言われれば誰だって驚く。
俺も驚く。
「ま、まぁ事情は分かった。じゃあ次だ。なぜ、恋愛の相談を俺らにするんだ?」
「それは………矢木さんが島田さんとお付き合いをしているからです!」
何故か知らない間に俺に彼女ができていたようだ。
「勝手に人を交際させるなよ」
「え?お付き合いされてなかったんですか?」
お前の相談に乗る前にその考えに至った理由を聞きたい。
「してないからな。」
「今まで話から推察するに、アナタは谷ヶ崎さんに告白がしたいけど、やり方が分からなくて困っているというわけね」
「そ、その通りです」
今日のみんとは随分と察しが良いな。
とても偉そうだが。
「そんな簡単なことで私の手を煩わせようなんて…こうすればいいじゃない」
「I love you」
そう指さして言われた
「そうやって直で言えないからこうやって、相談しにきてるんじゃないのか?」
「ちょっと待ちなさい。私の告白をなかったことにするつもり?」
「なかったことにするつもり。」
「あら、矢木くんの癖に生意気じゃない。どうしてくれようかしら。」
ホッチキスを持ち出してきそうだからさっさと話を切り上げるか。
黃齣
「島田、お前も何か相談を受けなかったか?」
「お前もってことは矢木たちも相談されたんだ。」
「更に言うと、某バカップルの片割れがお前と付き合ってるなんて勘違いをしてくれていたな」
「そっちもなの?アンタと付き合うなんて死んでも御免ね」
「一字一句同じ気持ちだ」
「あら、随分と仲が良さそうじゃない?」
うわっ、会話に割り込んで来やがった
「何その口調…」
ネタが伝わってないからただただ引かれてる…
「そういうモノマネ中なんだ。放っておいた方がいい。」
「そうなの?じゃあ、あの2人はどうするべき?」
「普通に告白させれば良いんじゃないか?」
「そんなのじゃダメよ。彼らはいつもロマンティックなのだから、特別感を出さないと」
「特別感ねぇ…作久田いい案はないか…って、おーい戻ってこーい」
負のオーラを撒き散らしながらブツブツ言っている人間をこちらに呼び戻す
「何があったの…?」
「親をリア充に殺されたみたいだ。」
「あら、大したことないわね」
「流石のガ●ラさんでもそこまでは言わないだろ。阿良●木くん以外には」
「ナンデオレガリアジュウナンカノタメニ…」ブツブツブツブツ
「でも作久田よく考えてみろ。アイツらはまだ付き合っていない。ならギリギリまだリア充じゃないと考えられないか?」
「………………………………………………………………」
流石に誤魔化せないか?
「そうだね!まだリア充じゃないんだよね!リア充になればいいんだよね!」
誤魔化せたけど、何か引っかかるな…
「ベタだけど、靴箱にラブレターを入れて校舎裏に呼び出すのはどうかな?案外、ベタベタなのはあの2人やってなさそうだし!」
「よし、ならやることは決まったな。各自準備に取りかかってくれ!」
「あら、この戦場ヶ原ひ●ぎ様に命令するの?」
「もう良いって!」
いつまで続けるつもりだコイツ
靑齣
校舎裏——
といっても人目に付かないという訳ではない。
なんなら校舎裏と言える校舎裏は2年A組の窓の外だ。
そこに鳩山 吉春が佇む。
「そもそも谷ヶ崎さんは来るのかしら?」
「それはまたどうして?」
「いえ、ラブレターの差出人が鳩山さんだと気付かずに無視しないかしらと」
「「「……………………」」」
「…………無視するような人間でないか、差出人が鳩山だと気付けることを祈ろう」
ジャリジャリ…
「来た!」
目的の人物が遂に現れる
「ヨシり●?わざわざお手紙で呼び出してどうしたの?」
「えっと、その…あーっと………」
「何か人前で話せないことでもあるの?」
「そそそう…で………えーーーと…」
「……?」
助太刀してあげたいが、これは彼の問題だ。
彼自身で何とかしなければいけない。
だから、せめてもの助けとしてアイコンタクトを送る
「!…………ッ!」
「?」
「ミッッッッ●ーーーーーーー❕️❕️❕️」
「❕️」
「僕は❕️君の事が好きだ❕️君と出会ってから、そしてこれから先もずっと❕️だからずっと一緒にいてくれ❕️付き合ってください❕️」
「……………はい…………喜んで…❕️」
ついに結ばれた。
確かにいつ付き合い始めてもおかしくはなかったが、それを目の前で見るのは感動すr………………
訂正。
やっぱしない。
アイツらディープキスし始めやがった。
谷ヶ崎は置いといて、鳩山は俺らがいるの知ってるんだから自制しろよ………
まぁ、俺は心が広いから見てなかったことに——————
ガチャコン❕️
そうだった。
この場には心の狭いやつが——————
「もうリア充だからいいよね…?」
「ちょ待て待て待て待て!」
お前どこから4連装のロケットランチャーなんて取り出したんだ!
狙いを定めようとする作久田を羽交い締めにして阻止する。
異変に気付いた2人も加勢に加わる。
「お前ら!早く逃げろ!」ウェイトウェイト
「「………………………………」」
「テメーーーーー!!!2人の世界に入ってんじゃねぇ!!!命の危機にイチャコラすんな!!!コイツ解き放つぞコラァ!!!」
〜カラオケにて〜
み「君の知●ない物語歌います!」
ゆ「次何か入れるわ」
み「アレガ、デネブ、アルタイル、ベガ 君は指さす夏の大四角 覚えて空を見るー」
ゆ「???」
アレガ 。
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デネブ 。 。 ベガ
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アルタイル °




