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タリス城にて


「ベル様、とてもお綺麗ですわ。」


「ふふふ、ありがとう。綺麗なんて言われ慣れないから恥ずかしいわね。」


「何をおっしゃいますか。ウィルバード様もきっとお慶びになりますよ。」


頬をピンク色に染めて恥ずかしがるベル様は本当に可愛らしい。18歳の瑞々しさと、溢れ出す品格はさすがフランク王国の姫君だ。


褒め言葉に慣れていないのは本当のようで、その照れる姿がまた初々しい。


あの夕食会以降、1度も足を運ばないウィルバードに何度苦言を呈そうかと思ったかしれないが、それを止めたのはベルだった。


忙しい中時間を作らせるのは申し訳ない、次に会う約束があるのだからそれで充分だと言う。公式の会を次の約束と言う健気さに、ほろりとさせられる。


ウィルバードにはもったいない、良い姫君が来てくださったと、1人胸を撫で下ろしていた。


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