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「ウィルバード皇帝、参りました。」


ベルの声に振り向いたウィルバードは言葉を忘れた。


光沢のある深い緑色のAラインのドレス。肩は少しだけオフショルダーになっていて、真珠のネックレスが輝いている。いつも下ろしている髪は頭頂でまとめられ、頭には花が飾られていた。


28歳のウィルバードは、10歳年下の彼女をぽっちゃりした可愛らしい姫くらいに思っていたのだが、いつもと違い、清々しい品と女性らしさを醸し出している。


「あの。。似合いませんか?」


不安そうに見つめるベル。


「そんなことはない。では行こうか。」


と手を差し出し、嬉しそうにベルが寄り添って広間に向かう後ろ姿に、


「綺麗だとか、可愛いとか、、何か言うことがあるでしょうに。。」


タリスは1人ため息をついた。





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