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亡国の姫君は英雄から心臓を取り返したい

作者:遠雷
 魔物の軍勢と大陸を二分して戦う<大陸王国連合機構軍>
 その最前線で活躍する、最強と呼び声高い魔導騎士ユリウス・アーデングラッハは、類まれなる容姿と実力に、大国の王子という身分も合わさって大陸じゅうの女性達の憧れの存在だ。

「でも!!その魔力!半分わたしのなのですけれどーーー!!」

 東の果ての隅の隅、魔物の大行軍により滅びた亡国の姫アカシャは叫ぶ。
 
 膨大な魔力を持って生まれたアカシャは、自身で魔法の行使が出来ない代わりに、【第二の心臓】と呼ぶ生体魔導石を介して他者に魔力を分け与える事ができる……のだがアカシャの第二の心臓は10年前に訳あってユリウスの手に渡った。

 当のユリウスは、それがアカシャのものであることも、魔力を勝手に吸い上げている事も知らされていない。
 一方的に魔力を吸い上げられているアカシャは事あるごとに失神し、行き倒れかけている。
 最近では魔力欠乏によりすっかりやつれて肌はカサカサだし髪はパサパサ、満身創痍だった。
 
 何とかたどり着いた中枢要塞都市で、機構軍の門を叩くが門前払い。
 潜り込んだ学園では取り巻きが多すぎて近づけない。

 噂によるとユリウスには恋人がいて、近々婚約するんだとか。
 そんな彼の傍らには愛らしく、美しい少女が立っている。

 現状アカシャに使える唯一の特技は”石詠み”と呼ばれる石の魔力を測る能力だけだ。
 長く胸のうちにあった想いに決着をつけ第二の心臓を取り返すべく、アカシャの試行錯誤の日々が幕を開けた。

――――――――――――――――――――――
※5年ほど前に他サイトに掲載していた作品を改題・一部改稿しています
※展開はゆっくりめ
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