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裏切り?元からです。

ブクマ有り難うございます!題名思いつかなかったので適当にしました。大体適当ですけど。

剣を振り下ろす途中メルディの声を聞いたファインはぴたりと剣を止め声の方向を見た。


駆け寄って来るメルディは泣きそうな表情で服もボロボロになっていた。

ファインは腕を広げて迎える体制になりメルディを抱きしめようとするが―。

「お兄ちゃんのバカ!ミミットベアは悪い子じゃないの!殺したら許さないから!」

両手で胸倉掴んで怒られた。


「メルディ、でもお前を助ける為にはミミットベアは危険なんだ。今はまだ痺れ薬で動けないだけだけど今のうちに殺したほうがいい。」

喚くメルディの胸倉掴んでいた両手に手を添えて言い聞かせるように言う。情が移ってしまったのだろう。メルディは俯いて口を引き結んだ。



メルディは顔を歪ませる。

―解ってる。そりゃ家にこんな熊のようなモンスターを飼っていい?って聞いて良いよーなんて答える人は居ない。襲う保証ないし。普通に殺処分だ。

そりゃ最初は別れるつもりだったし飼いたいと言うつもりもなかった。良くて森に会いに行くくらいできればいいなーと、そのつもりだったし。

…まぁ、一番良いのはもう会わないことなのも解っている。…ちょっとペットライフな夢を見ただけだ。


「…うん、我儘言ってごめんなさい。解ってるの。…でも殺さないでほしい。…お兄ちゃんお願い、今回だけでも殺さないで。」

一緒には居られないのは解ってる。ただ、殺さないで…。掴んでいた手を緩めて懇願する。

ファインは「はぁぁぁぁぁ」と深く長く溜息を吐いて顔を伏せたがすぐに目を合わせて仕方ないと苦笑いな顔をした。


「……約束は出来ないけど解った。攻撃してこなければ俺からは殺さない。それだけは約束する。」


それは確かにね。私も兄に死んでほしくない。

「ありがとう」

ホッとして顔が緩み笑うとファインも甘く笑う。

手を離してキーキーと鳴いて寄り添ってるミミットとミミットベアの方に行こうとしたらファインに抱きしめられた。


「危ない!!」


光る何かが飛んできてファインの腕に刺さる。

私の肩を抱えた腕だ。

腕には黒い苦無より小さな刃物が刺さって血が溢れ出ていた。

全身がカタカタと震えて言葉にならない声が漏れる。

「あ、…あ…っお兄ちゃん」

「大丈夫だ。なんて事無い。」

ニカっと笑っているが、腕の力が抜けていきダランと下がる。血が流れているのに、その動きはまるで人形のようで不安が募った。


ファインは残った腕で私を後ろに下げようとした時離れた木陰から男が出てきた。男の腕には首を挟まれ引き摺られているリュートがいる。


男の顔に見覚えがある。私達を売ろうとして、その後は何故かファインとリュートと一緒にいた気持ち悪い人。

やっぱりその後も一緒にいたんだ。


「いやぁ〜見事だねぇ。やっぱお偉いさんの護衛は違いますね。」

「ハザン…。」


ファインは片腕だけの力で私を後ろに下がらせ勢い余った足がたたら踏む。ファインの前に戻ろうと足に力入れたら後ろ足が引っ張られた。

何だと思って見るといつの間にか猫がズボンの端を咥えて唸っていた。


それを見たハザンと呼ばれた男はニヤリと笑う。

私とミミットを見た、あの舌舐めずりする気持ち悪い笑みだ。


「おっとそんな所にいたのか。手間かけさせやがって…でもおかげで何倍も稼ぐ事が出来るから感謝かな?」

「どういう事だ?」


ファインの硬質な声がする。いつもと違う低い声。怒ってるなんてもんじゃない。

顔は見えないけど解る。


「あ~、ファインさん達には言ってませんでしたけど俺、実は探しモノしてた途中にお嬢ちゃん達に会ったんですよ。その捜しモノは本日のシノギでしてね。ソレを売らないと赤字なんですわ。

そんな大事な商談途中に逃げ出しやがりまして下水に逃げるし本当参りましたよ。

まぁ、一週間ほどエサを食わず弱っていたから逃げても死ぬか遠くには行けないと思っていたんだが…まさかお嬢ちゃんに拾われてるなんて思いもしなかったから驚いたけどな。」


うわぁ嫌な予感がする。

猫を見ると毛を逆立てて唸っている。

痩せ細ってたのたのも川に落ちてたのも逃げてきたからか…。あの気持ち悪い人を見た後に暴れたのも相当怖い思いをしたのだろう。


この猫にそれだけの価値があるのかな?可愛いし頭良いし…知恵がありそうだから研究所から抜け出してきた裏組織に造られた猫とかじゃないよね?



すみません、現在作者書き直し中です。

出来上がりは未定ですが展開を早くして読みやすいようにしたい。

まこと申し訳ないです。

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