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父の幼少期の話を聞くと、たのしい話ばかりでなく、痛い思い出もたくさんあります。
たとえば、釣り針が太ももに刺さってしまい、抜けなくて困っていたら、どこかのおばあさんがはずしてあげるといって結局取れずに血まみれになったこと。
それから、木から飛び降りた時に先の尖った丈に手のひらを貫いて、それが祖母にバレないようにヨモギの葉っぱをなすりつけていたとか。
微笑ましいというよりは、話を聞いているだけでとても痛そうです。
そんなことがありました。
大人になってからも、住み込みで働かせてくれた家で寝ていたら、ネズミに耳たぶを齧られた、なんてこともありました。
その時も血だらけでした。
今思うと、ペストとかにならなくてよかったのですが、やはり痛いことにはちがいありませんね。
つづく




