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ロビンハウス

ブルーノの手配でプライベートジェットは午前2時半に

McCarran FILD Executive空港を飛び立った。


~~~~~

1時過ぎに玲奈と小妹の部屋に戻ったマギーが

亮のいない事に気がつきに聞いた。

「マシューとイーサンに内緒よ、亮はラスベガスに行ったわ」

「えっ!」

マギーは亮に置いてけぼりなってショックだった。


「マギー私だって置いて行かれてしまった」

小妹は悔しそうに言った。

「亮はマギーに休ませてあげたかったのよ、

わかって上げて」

玲奈が優しく言うとマギーはうなずいて小妹に聞いた。


「それで亮はなんでラスベガスに行ったの?」

「ザックたちがたちの悪いギャンブラーにひっかかって

それを助けにポーカーをやりに行ったから、

今頃大儲けしているんじゃないかしら

それに、蓮華と桃華が居るから大丈夫よ」


小妹の言った事は亮と一緒にマカオに行った

マギーにはわかりやすかった。

「それで、明日どうするの?ロビンの所に行くんでしょ」

マギーは亮と一緒に泳ぐのを楽しみにしていた。

「しょうがないわ、せっかくだから

私たちだけで行きましょう」


「うん、私たちだけで遊ぼうよ」

玲奈は亮が戻ってくると信じていた。

~~~~~

7時ロビンの家のチャイムが鳴った。

「ロビン様、お客様です」

「誰だこんなに朝早く」

「おはよう、ロビン」

亮は蓮華と桃華を連れていた。


「亮、またタキシードか。着替え持ってこさせる」

「ありがとう」

「どうしたんだ、こんなに朝早く」

「ラスベガスからプレイベートジェットでロングアイランド

マッカーサー空港に来ました」


「なるほど」

蓮華と桃華はメイドに連れられて

ダイニングに行くと

「ロビン、ビジネスの話なんだけど」

「なんだ?」

「暗号通信のアイディアが有るんだが」


「RSA?AES?まさか量子暗号通信じゃないだろうな」

「うん」

「それはもう使っているだろう、

 今開発しても時間がかかるぞ」


※暗号通信とは通信の情報を盗まれないように

暗号化して行うのだが、ハッカーは暗号を解読して

入り込み情報を盗み出す。

量子暗号通信は万が一ハッカーが回線に

入り込もうとするとデータが変化して

読み込むことが出来なくなる


「ええ、今アメリカが使っているのは

 距離が400km、日本が600km

 中国は1000kmの距離を目指しているが

実用には時間がかかるので今やった者勝だ」

亮は設計プランを書いていた。


「これって本当か?」

「はい、動植物の遺伝子変化をプログラム化して

 既存のシステムで出来るプログラムです」

「わかった、やってみる。もしこれが

上手く行ったら大変な事になるぞ」

「お願いします」

「ああ」


亮がハンプトンに直接向かう事伝えられた

マシュー達と2台の車に分乗し

ニューヨークから2時間余りのハンプトンズの

ロビンの屋敷に着いた。


大きな屋敷の立ち並ぶハンプトンズ

ではさほど目立つ大きさではないが

四方高い塀で囲まれ門から白いホテルのような家まで

数十メートルありそこにはヘリコプターが泊まっていて

建物の脇には大きなパラボラアンテナが立っていた。


ロビンは玲奈、マギー、小妹、蓮華、桃華そして

マシューとイーサンとたくさんの来客で顔がほころび、

ケイトが無事だった亮に抱きついた。

「さあ、みんなくつろいでください」

ロビンに言われてケイトと玲奈が女性たちを部屋に

案内し女性たちは水着に着替えた。


「亮、僕の仕事部屋に案内するよ」

ロビンと亮はエレベーターに乗って地下室に降りた。

「凄いシステムですね」

亮は周りを見渡してロビンに言った。


「ああ、万が一の為に核シェルターになっている、

いざとなったらここで1ヶ月間は

 暮らせる。バッテリーも十分にあるから

ネットワークにすぐに繋がる」

「でも、アメリカならそんな心配が

無いんじゃないじゃないですか」

「いや、この辺りのほとんどの屋敷の地下には

核シェルターがあるんだ、

 金持ちほど命が惜しがるものだ」


「なるほど、地下のシェルターか確かに安全ですね」

亮は地下シェルターがいかに安全か考えていた。

「ここなら何の恐怖も無いから安心して

プログラムの仕事ができるわけだ」

亮は綺麗に並べられた何台ものモニターと

高速コンピューター、隣の部屋にある

大型サーバーを見て羨ましく思った。

「いいなあ、こんな仕事場」

亮はモニターに映った世界中の株式や衛星映像、

ニュース画像を見て呟いた。


「亮もこんな仕事場を作ったらどうだ、

秘密基地みたいだろう」

「はい」

亮はロビンの顔を見て子供の様に無邪気に笑った。


「亮頼まれていたジェイソン・セガールの

情報が取れたぞ」

ロビンはUSBメモリーを亮に渡した。

「ありがとう」

「その男、無類の女好きで新人アーティストを

片っ端から食っているぞ」


「そのようですね」

「それと奴が映っている世界中の監視カメラの

映像はそのサーバーに入っている

 いつでも取り出してくれ。もっとも

裁判の資料には使えないがな」

「何とかします」

「亮、明日以降のスケジュールは?」

「大統領の発表のあとパーティがあって、

その後にRRレコードの件で

 動きます」


「ああ、早い方がいい。このままだとRRレコードに

 投資した金が無駄になる」

亮とロビンは翌日の大統領発表の

後の経済状況を話しあった。


亮とロビンが階上に上がると水着姿のケイト達が

プールサイドに寝そべっていた。

「ケイト具合はどうですか?」


「よくなったわよ、モデルを辞めると決めたら食欲が出て

 体調も良くなったわ」

「ええ、顔色も良くなったし目の下のクマも取れましたね」

亮はケイトの手首を握って脈を調べ体温を感じ眼球を見て確認した。

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