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亮の脱出 最終話

ジェニファーは気流を確認した。

「ジェニファー後5秒」

ジェニファーはパイロット言われ引き金を引くと弾丸が

車輪の上のストラット(脚柱)に当たった。

「ジェニファー時間が無いぞ」


パイロットの声を聞いた亮は操縦桿を引いて機首を上げた。

「見えたわ」

ジェニファーは最後の1発を放った。

するとストラット(脚柱)に取り付けられた

爆弾のコード脇を弾丸が通過した。


「ジェニファー、もうだめだ。コースから離脱する」

コブラのパイロットは機体を左に大きく旋回させた。

「亮、最後の1発を撃ったわ」

「それで結果は?」

「確認できない」

その時のJOL7007便の高度は800mだった。

「わかった、ジェニファーこのまま着陸する」

亮はジェニファーを腕を信じて着陸を決めた。

「確認がまだよ」

「地上からの確認を要請する」

「了解」

亮が言うと管制塔から双眼鏡で見ていた二人の人間が

亮に対して答えた。


「みなさん、ただいまからホノルル空港に

緊急着陸をします。安全のために

 頭を下げてください」

亮はまるでパイロットのように乗客に伝えた。


「亮、大変だブレーキのオートコントロールが利かない」

ロビンから無線が入った。


それはジェニファーがさっき撃った弾丸が何らかの

影響を与えていた。

「じゃあ、僕がブレーキを踏めばいいんですね」

「ああ、そうだ。大丈夫か?」

「はい・・・」

亮はロビンに返事をしたが、実は自分の椅子の下の爆弾を液体窒素で

凍結させ自分はそこから逃げ出すつもりだった。

「できるか?」

「も、もちろん」

亮は何があってもブレーキを最後まで踏む事を決めた。

「がんばれよ。亮」

「ロビン・・・」

「なんだ?」

「いや、なんでもない」

亮はロビンの無線を切ると小妹を呼んだ。


「小妹、マギー、美喜さん後は頼む」

「どうしたの急に」

小妹は上ずった亮の声を変に思った。

「いや、乗客の避難の件だ」

「大丈夫。伊藤大使はショックがないように

ハンモックにしたよ」

「OK。小妹よくやった」

亮は最後に自分の愛する小妹とマギーが近くにいてくれた事に

感謝した。


秋山たちCAは椅子に座り頭を膝の間に

埋め手で頭を押さえ一斉に声を上げた。

「頭を下げて、頭を下げてHead down、Head down・・・」

グッドジョブ媚薬6

「JOL7007便、爆弾のコードが切れたのを

確認しました。問題なし着陸許可します」

管制塔からの指示が入った。

「了解、ありがとうございます」

亮はスピードを下げ高度を落とした。


主輪、2輪が滑走路に着き前輪が着くと亮は逆噴射を掛け

ブレーキを踏んだ。

「良かった。爆発しなかった・・・」

亮は機体が停止するまで操縦桿を握りブレーキを踏んだ。


「やった!亮」

小妹は飛行機が無事に着陸をすると飛び上がって

コックピットに向かうと轟音が聞こえドアがデコボコになり

爆風でドアが開いた。


「キャー、亮!」

マギーが後ろから走ってきてコックピットに入り込んだ。


コックピットの中は白い煙でいっぱいで

何も見えなかった。

「亮・・・」

呆然として立っているマギーに小妹が声をかけた。


「どうしたの、マギー」

「亮、亮」

マギーはバラバラになった肉片を必死で拾っていた。

「亮・・・」


グッド・ジョブ媚薬 5部

ドライアイスプロジェクト 終


グッド・ジョブ媚薬 6部

復活へ続く


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