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DHS

「わかった、CO2プロジェクトも

加わるしこれから忙しくなるぞ」

亮は元々自分の力でやろうとしていた

CO2プロジェクトをアメリカが

国家プロジェクトとして動いてくれるとは思わなかった。


「いいえ、私の話に賛同いただいて感謝します」

「とんでもない、君が日本で動きやすいように

1週間以内に議会で発表して

 日本に協力を求めよう」

「はい。それとくれぐれも

ジャック・モーガンの逮捕をお願いします」


「ああ、わかっている今FBIとDHS

アメリカ国土安全保障省

(U.S.Department of Homeland Security)が動いている」

亮と大統領は強く握手をして互いに熱い物が

通い合ったような気がしていた。

そこに、秘書官のエマがスマフォを

持ってきて亮に渡した。


「そのスマフォ、我々との通信専用機として

使ってくれそれなら絶対盗聴されない」

「ありがとうございます。日本でも・・・?」

「もちろん使えます、衛星電話だから。

通信費はホワイトハウスが払っておきます」

「あっ、聞いていたんですか・・・」

亮はバツが悪かった。


亮がホワイトハウスを出た車の中で

ブルックはスマフォを亮に見せた。

「亮、これ良いでしょう」

それは大統領とブルックが

一緒に写っている写真だった。


「いつの間に?」

「亮が電話をしている間よ」

「しまった、僕は写せなかった。

せっかく日本に帰って自慢しようと

思っていたのに・・・」

「また会えるじゃない」


「そうかなあ」

亮が車から観たワシントン記念塔は来る時

観たそれとはまったく感じが違って

高くて大きくて偉大に見えた。

「亮、今夜は亮の部屋に行っていい」

ブルックが亮の胸に顔をもたげた。


「だ、ダメですよ。お父さんがいるじゃないですか」

「いいのよ、パパが良いって言っていたもの」

「えっ?!」

亮はあの大きくていつも

怖い顔をしているブルーノを

思い浮かべて寒気がした。


「だって亮みたいな男、

世界中どこを探してもいないから

 絶対離すなって言っていたからパパの公認よ。それに

 大統領にもお似合いだって言われた。うふふ」


「参ったなあ」

「えっ、私の事嫌いなの」

「いいえ、じゃあ良いわね」

ブルックは亮に抱きついてキスをした。


~~~~~~

翌朝7時、亮とブルーノがワシントン空港で

見送る中ブルックはロサンジェルスの

録音スタジオに向かって飛び立っていった。

「さて、私はデンバーに行かなくちゃいかん」

「はい、来週のマッスルカーブジャパンの

オープンには来てください」


「もちろん行くよ、今度はブルックがいないの

でキャバクラに連れて行ってくれ」

ブルーノは大声で笑った。

「もちろんです」

亮が答えると突然ブルーノが

亮の肩を捕まえて耳元で話をした。


「派手な音楽業界だ、ブルックは色々な

男と迫ってくるかもしれない

そして傷つくはずだ、その時は

ブルックを受け止めてやってくれ

あいつはお前を愛してる、とても良いやつだ

ちょっと尻が大きいけどな。あはは」


ブルーノは亮にブルックを押し付けようと

せず見守ってくれる事を

懇願した。そこに亮との友情とブルックに

対しての愛情が見えていた。

「はい、わかりました」


「もちろん、二人が愛し合っていれば

同棲しようが子供を作ろうが

 私は反対しない」

亮はブルーノに言われてブルックとの

夜を思い出した。


~~~~~

「ブルック、首の筋肉が固くなっているから

喉の調子が悪いみたいです」

「じゃあ、今夜は余分な物は口に

入れない方がいいかしら?」

ブルックは意味ありげに唇をなめた。

「あはは、その方が良いかもしれませんね」


亮は裸でうつぶせになっているブルックの

首から肩甲骨、背中のツボを

丁寧に押して行った。

その効果でブルックの体の血行が良くなり体中が

ピンク色に染まっていた。


「ああ、気持ちいい」

ブルックは仰向けになって亮の首に

手を回し抱きついてキスをした。

「あなたは私のヒーローよ、

歌手デビューの夢を叶えてくれた」

「じゃあ、今度は君がグラミー賞を

取る僕の夢を叶えてください」


「うふふ、もちろんよ、あなたがいれば

何でもできそうな気がする」

「僕がいれば?」

「ええ、あなたがいると勇気とパワーが出てくるの」

「僕も元気が出ます」

亮とブルックは互いに必要な存在である事を認め合った。


「亮、愛しているわ」

ブルックは亮に抱きついて求め

亮はそれに応えて祖先の團正志斎が

書いた古文書のテクニックを

ブルックに施し、ブルックと亮にとって

最高の快楽の夜となった。


~~~~~

「どうした亮、ボーっとして」

亮が目に浮かんでいたブルックの顔が突然

厳ついブルーノの顔に変った。

「げっ!」

亮は驚いて一歩下がると


「亮、また連絡をする」

「はい、もし時間が合えばどこかで会いましょう」

「ああ、ところで亮その服装はまずくないかい」

ブルーノは亮のタキシード姿を見回した。


「あはは、朝の7時にこの格好は

おかしいですね。店が開いたら買います」

亮はブルーノと握手をして別れると

サングラスをかけた二人の黒服の男が

亮の後ろに立っていた。


「ミスター・ダン?」

「誰ですか?」

亮は二人の大男を前に身構えた。

「DHS(国土安全保障省)のマシュー・スピリットです。

 あなたがアメリカにいる間、警護させていただきます」


「同じくイーサン・マウントです」

「その必要はありません」

亮はマギーが一緒にいてくれるのできっぱりと断った。

「これはアメリカ大統領の命令です」

マシューが困った顔をしていると

「わかりました、では電話を掛けさせてください」


亮は携帯のボタンを押すと

2回のコールでマギーが出た。

「おはよう、マギー具合はどうですか?」

「もう大丈夫よ。クリスの計らいで

昨日は兵隊さんとリハビリとトレーニング

 させてもらったわ」


「OK、僕はワシントンDCからニューヨークの

姉の所へ向かいます

向こうで合流しましょう」

「了解、すぐに向かうわ」


亮は電話を切ってマシューに言った。

「僕のボディガードとニューヨークで合流しますので

 ニューヨークまで送って行ってください」

「はい、ではお送りいたします」

マシューは亮にボディガードがいると

知らされておらず驚いて返事をした。


「でも、いい所に来てくれました。マシュー」

亮は一文無しでどうやってニューヨークに

行こうか悩んでいた。

「はっ、なんでしょう?」


~~~~~

「あっ、亮お金!」

飛行機の中でブルックが突然気が付いた。

「パパがいるから大丈夫か・・・うふふ」


「あっ、亮やつお金を持って

いなかったんじゃないか?」

ブルーノが飛行機のシートに座った時思い出した。


「亮の事だ、ブルックにまた金を借りたんだろう」

ブルックとブルーノは亮が三浦半島から

突然連れてこられたので

亮が一文無しだったのを思い出した。


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