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第二巻 修正:血の台帳
カイロ・シェンに今は階級がある。大隊がある。共に火をくぐり抜けた部下たちがいる。
ヴァレン・ステーションに到着した彼は、全記録の提出を求めた。要約報告書ではなく、すべてを。
そこで出会ったのが、マレン・ダスクだった。二年間、一人で補給記録を照合参照し続け、誰かが立場を持って使ってくれるのを待ちながら、見えない場所に文書を積み重ねてきた補給担当官。
彼女が発見した抽出は盗みではなかった。管理だった。発覚しない速度に精確に較正された、調整された管理。そして、その糸は上方へとつながっていた。地方の補給デポを越えて。地域の調達事務所を越えて。カイロが長い間注視してきた名前へと。
修正は、修正が必要なものに近づいている。修正が必要なものは、思っていたより大きかった。




