《世界》
◆基本情報
ルーシーが創った《世界》そのもののこと。宇宙とほぼ同意。
《世界》はシャボン玉のような形状をしており、真っ暗な空間に浮いている。
その数はifルート《あおい空から始まる物語》の時点で一億以上存在する。
《世界》間の移動時は透明な管で《世界》と《世界》を繋げることで移動ができる。
◆詳細情報
数多ある《世界》の正体は、ルーシーの元々いた世界の超高性能コンピューターが作り出したデータである。
世界を構成しているのが原子や電子、素粒子ではなく、ただのデータであるため《世界》によっては物理法則が正しく適用されていないこともある。というかプログラム次第でどんな《世界》も創れる。
例)
・二つの金属を混ぜると全く別の金属が生まれる。
・質量保存の法則が成り立たっていない。
・魔法や超能力が存在するなど、そもそも現実世界と物理法則が異なる。
・時間の操作や瞬間移動が可能(これは《世界》によっては制限されている場合もある)。
《世界》に住む人々の記憶は各《世界》ごとにフォルダを分けて保存されている。
このため記憶を《世界》中から集める魔法等を使ったとしても、基本的に同一《世界》内の記憶しか集めることはできない。ただしレイナの《世界の記憶》だけは例外。
死んだ人間の記憶も基本的に全て保存されている。
《世界》間の移動はルーシー以外も自力で可能。
パラドックス・メイカーズでは現実世界と呼ばれる《世界》と矛盾世界と呼ばれる《世界》を矛盾者たちが行ったり来たりしている。
これは矛盾者となった時点でルーシーから与えられる力だが、一応それ以外にも自力で《世界》間の移動は可能。移動方法は《世界》ごとに物理法則が異なっているので様々。
《世界》は創造後、しばらく時間が経過すると安定し大きな変化ができなくなる。
ただし、安定するにはかなりの時間がかかる。少なくとも百年や二百年では安定しない。
《世界》には基本的に個体名はない。しかし、一番最初に創られた《世界》と二番目に創られた《世界》はそれぞれ《第一世界》と《第二世界》と呼ばれている。
コンピューターによる作られた《世界》だが、その高すぎる科学力ゆえに、魔法と錯覚するほどの現象が起こることもある。