↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
滅べ世界よ  作者: ふじさき@初めて小説書いてます


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/4

1-1

「面白い」「続きが気になる」と思っていただけたら、感想やコメント、☆から評価していただけると嬉しいです

 世界が滅びると聞いたとき、「ようやく終わるのか」と安心したのを覚えている。


 ある日、州都から使者とやらが訪れ、予言がどうとか報酬がどうとか言って、この村に勇者がいると宣った。


 そのとき俺は、額から血を流し、地面に倒れ込んでいた。


 村人たちは、お辞儀の代わりに石を投げ、乾杯の代わりに俺を取り囲んで暴力を振るった。


 父は強くあれと言いながら床に落ちた飯を俺に食わせ、母は優しくあれと言いながら床を舐める俺をただ見ていた。


 そんな自分に勇者の適性があると言われたときは、心底どうでもよかった。


 その夜、村を挙げた祝宴が開かれ、翌朝早く、使者と俺は村を発った。


 州都に着き、王様とやらに会った俺は、ただ言われたままに剣術を習い、魔法を覚え、仲間を集めた。


 適性があると言われていただけに、どれも期待を裏切るどころか、誰よりもうまくいった。


 剣術の師範からは、まるで砂漠が水を飲み干すようだと言われたが、砂漠が何か分からなかった。


 訓練を終えた俺は、仲間たちと旅をして、279の夜を越えた。


 今は小高い丘の上から魔王城を眺めている。城の頂上にある塔がもう少しで月に刺さりそうだ。


 遠くから、俺を呼ぶ「エイト」という声が聞こえる。


「また一人でこんなところにいて、危ないですよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。