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思い出の君に好きと言えない
間違い探しはダメらしいけど
何か少し違う温もり
風の音が静かに流れて
君は流れていってしまった
電車が遠くに流れていく
心はここに残ってるのだろうか
手は解けた孤独を訴えて
隣に君がいない日々を静かに揺れている
少し寂しげな僕を見つめる
君の瞳が僕を彷徨った
僕の瞳は君だけを見つめていた
湿った土を踏みしめた二人を
静けさが少し通り過ぎていた
小さな歌を口ずさむと
君の言葉が残ってる気がする
今静かすぎる校舎の窓で
木々が切なく揺らめいていた
日陰で夜を待っていた
星空が零れて僕を照らした
眠りに着く前に零れた涙が
星明かりを小さく反射した
あとがき。
2017/3/13執筆
果てしなくどうでもいいけど夜の校舎って僕はよく使うけど別にこいつら不良じゃないからね。現実に夜の校舎に入る機会なぞないけど。




