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最後まで後悔していた
悲しみはどこへも進まない思い
後ろを見ながら歩き出した私は
迷子の子供でしかなかった
怖がりな僕の目の前で
虹の扉がかくれんぼをしていた
どこか遠くへ行っていいの?と
こだまは僕の優しさの証
手にしたものと聞こえないもの
もうすぐ海の中に溺れて
またいつか出逢いたい人を
流れ星の幻へ届けて
許してほしいと言いたかったと
寒がりな僕のつぶやきは
最後の雪に溶けて消えた
あとがき。
2017/7/22執筆
キーワードよりいくつか抜粋。
どこまでも悲しみは深まる
それでも空が眩しい理由
泣き続けていいんだ
こんな生き方さえ歩くことなのだろうか
なんかほんとに苦しくてやばい。それでも少し落ち着いてきたかな。どんなに辛い時でも詩は安らぎを描いている。涙があってもそれは安らぎだから。それが僕は好きなんだと思う。




