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夢音届けて
空へと続くガラスの階段
ガラスの涙を追いかけていく
雲の向こうで暗い太陽
まだ逆さ雨は続いていた
白い鳥が頭上をまっすぐ飛んでいた
月の周りを回る太陽
赤い赤い水時計は
机の上に置き去りのまま
最後の雫さえ落としていた
ガラスの船は花吹雪の中を
ただまっすぐ進んでいた
水底に沈んだピアノの上を
少女の泣き声がこだましていた
転んでいくドミノの一番初めに
写真立て
あとがき。
歌が好き。でもほんとかどうかわからない。歌で何をしたいんだろうか。見失ってる。
なんとなく歌を作りたくて。歌いたくて。でもどこまで本気になるかわからない。怖くて震えてる。




