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君頼み  作者: 時雨良明
102/137

何かが欠けた完璧な人生

お嫁さんなんて夢が欠けて

剥がれ落ちた未来水晶

なのに全然目減りしない

着陸点を失ったまま

駆け抜け過ぎた砂山の向こう


慌ただしい日々の中で

ひとりだけで眠る夜

目を覚ましたら雨音の中

寂しさが誰を求めてるの?


何度も何度も同じ夢を見た

好きって言うだけじゃ伝わらない

好きって繰り返すだけじゃ届かないの

叫べば叫ぶほど掠れていく声

欠けたはずのものを探す私の

瞳の中で笑う男の子


苦しい胸を押さえながら

私が探してるものがある

小さな証で十分なんだ

指の中になんにもなくて

涙が溢れるのはきっと証拠

私が君に会えない証拠

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