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thirty and seven
これに関連しては、マヨ自身にさえも簡単に説明のつかない話がある。
今だって、彼を待って既に二時間以上、雨がぱらつく駅のホーム、待合室に入ることもしないで、冷たいベンチ上でつくねんとしている。
普通、ありえない。
とっくに爆発している自分だと思う。
なで斬りにしてきた男ども。いや、相手が男だろうと女だろうと関係ない。おかしいくらい怒りにブレーキがかからなくなる。怒れば怒るほど、さらに怒りがこみ上げて、爆発しないではいられなくなる。普通だったら。
でも、ヤスダ君の場合、それがない。怒りがないのか、というと、怒りはある。怒りが抑えられるから不思議だ。
もしかして、まだHも何もしていないせいではないか。




