24/72
twenty and four
慧眼な読者諸氏であってみれば、上の瞬間をおりに我らが主人公であるマヨが恋の疫病神にとりつかれるようになったのは言うをまたないであろう。
であるから、それについては後述するものとして、今少しこの女主人公の、この時の心理状態を察してみようと思う。
さっき背中を嗅がせた際、さも当惑げな表情を示したのには、マヨはマヨなりで笑えない事情があった。
それというのが秋城。二人で出勤途上、信号を待つ横断歩道のところでちょっと触れた無キズのおばさん職員だ。一階シャローム組専属の。




