39話
すったもんだの末契約にまでこじつけました。
え、早い?それはもう、お前に足りないもの、それはぁ〜って騒ぎそうな某兄貴がやって来て蹴り飛ばしそうだったので。
ってか、内容自身はそんなに大変なモノでもなかったです。
精霊達曰く、一言『契約する』と言って触れれば良かったんだとか。
思わず「え、それだけ?」ってツッコミ入れてしまったくらいです、はい。
しかも、この契約で失うのは『僅かばかりの魔力』との事。
「今のマスターなら、小指の先程度の魔力で十分ですよ」
っと、リリーナに言われてしまった。
小指の先?それで何人?何体?精霊さんを雇えるのかと質問したら…
「ここにいる全員ですけど?」
っと、真顔で返されたよ。
待って、全員って…このフワフワ浮いてる小さな光も一緒?え、この小さいのが低位の精霊?全部で何人いるの?はい、十万?!
いつの間にか、ユウキの周りには、拳大程の光の玉が大量に居た。
それぞれ赤や青、緑に茶色、白と僅かばかりの黒も居る。
「これ全部君達が連れて来たの?」
「いえ、連れて来た訳ではありまセン、ついてきたのデス」
「マジかぁ〜」
光の精霊が代表で答えてくれたが、どうやら精霊を召喚した際、周辺に居た無関係の精霊達までやってきたとの事。
「直接呼ばれたのは我々デスが、それを見ていた低位の精霊達も、便乗したようデス」
便乗で十万…規模がアレでコレがそれでアガガガガ〜。
っとバグってる場合では無かったです。
この契約の際もチョイとした出来事がありまして…死人…いや死精霊?が出る所でしたよ。
主にリリーナの暴走で。
〜〜〜〜〜
契約の方法。
まずは契約者に触れます、これは何処でも良いですが、衣類ではダメです、皮膚に直接触れましょう。
髪の毛等でも良いですが、契約者との繋がりが弱くなるのでオススメしません。
素直に手などの皮膚にしましょう。
精霊の見た目が女性だからと言ってエロい事はダメです、自重しましょう。
精霊が触れた状態で、心の底から互いに『分かり合いたい』と願いましょう。
〜〜〜〜〜
あれ?大変じゃないって言葉が逃げ出したぞ?おっかしいな〜?
「では、まずは私が」
そう言うと、真っ先に前に出て来たのが光の精霊…ではなく風の精霊。
相変わらず目を閉じた状態で迷いなく飛べるのは、素直に凄いと思った。
精霊の割に背が高い。
いや、今の自分が小学生になってるから高く見える…のかな?多分百五十ぐらい?
今の俺より十センチは高い…っと思ったけど、それ以上?あれ?もしかして俺、身長百四十も無い…いや、そんな訳…いやいやいや、俺はアレだよ、百三十はあるよ、超えてるよきっと、うん。
精霊と契約するだけのハズが、何故か心にダメージを負うユウキなのでした。




