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ダンジョン生活8年目!?第299層まで辿り着くとそこはまさかの異世界でした。  作者: 神崎あら


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1話 299層での出会い

 「あ、龍草だ」


 今日も今日とてダンジョンを探索していると、わりと珍しい草である龍草が生えていた。


 「やりぃ、今日の晩飯ゲットぉ」


 アメリカ大陸、グランドキャニオンにある迷宮の第299層。

 15歳の頃、俺はグランドキャニオンに突如出現したダンジョンに落ちてしまいそこから8年、このダンジョンで暮らしている。

 最初はめっちゃ大変だったけど、今ではわりとモンスターとかを圧倒できるほどには強くなった。


 『グォオオ』


 俺が龍草に夢中になっていると、背後に巨大な熊が現れた。

 体調は5メートルほど。

 いやぁほんと、ダンジョンのモンスターって大きいよな。

 しかもこいつら強さも結構あって、この巨大熊も地上だと倒すのに特殊部隊とか必要なレベルだと思うし、ま、俺は1人で余裕だけど。


 「出たな巨大熊よ、お前のことも倒して今日の晩飯にしてやるよ、スキル発動フレイム!」

 『ポワッ』


 俺は右手から火球を出してそのまま熊へとぶつけた。

 フレイムはそこまで強くないスキルだが、地上で使えば一軒家程度なら焼き尽くせる程度には強い。


 『グォォォ』


 フレイムが直撃した熊はそのまま大きく炎上し床をのたうち回った。


 「よしよし、あとは止めをさして完了だな」

 『ジャキ』

 

 俺は腰に携帯していたサバイバルナイフを手に取り、そのまま熊の心臓に突き刺し息の根を止めた。


 「ふぅ、これで終わった、さてと解体するか……なんだ?」


 熊を倒し、必要な部位だけを解体しようとしたとき、奥の道に人影がみえた。


 「み、水を、しょ、食料をください」

 「え?」


 そうして奥の道から金髪の少女が現れた。

 な、何故こんなところにこんな子がいるんだ……てかちょっと可愛いな。


 「しょ、食料を……」

 『ドサッ』

 「うわぁ」


 少女はそう言い切る前に倒れてしまった。

 まずい!そうして俺は少女の元へ急いで駆け寄る。


 「お、おい大丈夫か?」

 「……み、水だけでも、お恵みを」

 「ああわかったちょっと待ってろ、スキル発動アクアボール」


 俺はそう言って右手に水球を出現させた。


 「さ、さぁこれを飲め」


 そうして俺は作った水球を少女の口元へと運んだ。


 「あ、ありがとう、ござます」


 そう言って少女は水を啜りはじめた。


 「い、生き返りました、ところであなたは一体?」


 水を飲み少し正気を取り戻した少女は俺にそう訊ねる。


 「俺か?俺の名前は天道聡、多分歳は23歳かな、あと出身は日本だ」

 「に、にほん?それはなんですか、国ですか?」


 少女はそう言って困惑した顔を浮かべた。

 おいおい日本も知らないのかよ、この人一体どこの国の人なんだ?


 「やだなぁ東方の、東アジアの国ですよ」

 「アジア?それも国ですか?」


 そう言ってまた少女はキョトンとした。

 おいおいアジアも知らないなんて、この人一体……。


 「すみません、質問を質問で返すんですけど、お姉さんこそどこの国の人なんですか?」

 「え、私ですか、私はヴァロワ王国ですが?」


 ヴァ、ヴァロワ王国?

 し、しらねぇな、まさかダンジョンで8年間過ごしている間に地上では、日本も、アジアも消えて新しい国ができたのか。

 おいおい冗談だろそれじゃあ俺帰る国、ないじゃん。

 

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