プロローグ
「全ての生命はこの星のための捧げものである」旧サーヴァント教・宗教全書
第一文より抜粋
「全ての生命と共にこの星もまた生きている」新サーヴァント教・宗教全書
第一文より抜粋
やぁやぁよく来てくれたね。ごめんね、散らかってて。
まぁ座って座って。
第一校舎代表に選ばれたんだって?すごいじゃあないか。
第四校舎に行くって事は……オーディタウンか。
いやぁ、いい所だよ。あそこは。空気がね、きれいなんだ。
ん?そうそう。生まれ故郷さ。僕の。
宗教革命のときの資料も多くあるしね。あれ、君は歴史嫌いだったっけ?
まぁ興味が湧けば図書室にでも……あぁあぁ、もう行くの?
紅茶淹れてるから。はい。
ん―――で、どこまで話したっけ?
あぁ、そうだそうだ。
突然だけどね。
君は、自分が星によって生かされてると思う?
それとも、ただ君の人生の舞台がこの星だっただけかい?
難しすぎる質問かな?
もともと正解がない質問だからね。そんなに考えることもないよ。
―――今さらね。
でもこれが、この質問が、世界を巻き込む宗教革命につながったわけだ。
人の命を命とも思わず、星に忠を尽くし過ぎた旧教の考えは確かに正しいとは言えなかった。
ただ100%間違いかと言われるとそうでないかもしれない。
私たちが飲む水も、踏む土も、見上げる空も星の私物だと言える。そうだろ?
だから、新教にも旧教の考えの一部が根付いているんだ。
旧教の良い所も悪い所も見境なしに切り捨ててしまわずにむしろ、そこからも学ぶべきものを吸収する。
革命軍の優れた所はそこだったんだ。
あぁあぁ、話が長くなった。歴史嫌いだったね。そうだったね。悪い悪い。
じゃあ、そろそろ準備してきな。報告ありがとうね。
またおいでよ、時間があれば。
あらすじでも述べたとおり、「COSMOS SERVANT」は小説仲間とで書いた合同小説です。
参加も受け付けていますので、興味を持っていただけたら、感想・レビュー・メッセージなどどのような形でもいいので、一報頂けると嬉しいです。




