魔が差して書いたRPG風ダイジェスト版&その後予想
ブックマーク&評価、ありがとうございます!
ヒューマンドラマ1位~♪
えーっと、これはちょっとオマケって言うか、タイトル通り、ちょっと悪ノリして書いちゃったモノなので…
本編のイメージを崩したくない!って方は、下までスクロールして飛ばして下さいm(_ _)m。
彼らのその後は、本当に参考程度です。話ってとこまではちょっと気力が。
まあ、補足程度に思って下さい。
ではどうぞ~
魔王を倒す(将来、国家運営をする)ために、5人のメンバーが集められた!
勇者リアーオ(王子)、剣士オセロン(騎士団長子息)、賢者マーベス(宰相子息)、僧侶ハーレット(教皇子息)、付与術士コルディリア(公爵令嬢)。
最初はぎこちなかったパーティーも、旅を続けていくにつれ…
『レベルがアップしました』『信頼度がアップしました』
「ありがとう。君たちと仲間で良かった」「私たちは最高のパーティーですね」「こんな信頼のできるメンバーで最高だ」等々。
彼らは<真の仲間>の称号を手に入れた!『パーティでの連携攻撃威力がアップします』
しかし、もうすぐ魔王城へ挑戦しようという時…
[魔術師の少女が現れた!]
彼女は、<魅了>を使った! <甘言>を使った! <讒言>を使った!
勇者+他3人は、<魅了>された! <甘言>に惑わされた! <讒言>を信じた!
[付与術師(以下、令嬢)はパーティーより追放された!]
「お前は所詮、俺達がいなければ役に立たないだろう」「彼女なら君と違って自力で攻撃できるしね」
「あの時の戦いで負けたのは、お前が魔族と通じてたせいだったのか! 裏切り者め!」
そして魔術師の少女と意気揚々と魔王城に突入した勇者たちは… 惨敗。
「ふはははは、あの忌々しい付与術士一人がいなくなっただけで、ここまで連携が取れなくなるとはな!」
魔王に大笑いされ、「にしても、面白い。<真実の口>よ!」
「ちょっと! あんたたち勇者のくせに情けないわね。役立たず! せっかく魔王を倒すメンバーになるためにあの女を嘘ついて追い出した意味がないじゃない!」
「!?」 勇者たちは真実を知った! (おお勇者よ。騙されるとは情けない!)
とりあえず這う這うの体で、魔王城からは脱出して…
魔術師の少女? 多少の実力はあったけど… 基本甘えて頼ってたから、そんな余裕がなくなれば…
師匠のところで引きこもっていた付与術師に再協力の要請をしようとして…
[勇者(以下、王子)達は付与術士の師匠や弟子仲間たちから白い目で見られた!]
[どのツラ下げて来やがった、と目で語られた!]
令嬢本人からは、「貴方達からの信頼を得ることが出来ず申し訳ない(信じず追い出した奴らが何を今さら)。
他にも実力者はいるのでそちらを。謝罪はいらないから今後二度と間違えないで(許さなきゃいけないなら謝罪とかいいから、二度とそのツラ見せないで)」と丁重?に追い返され…
[王子たちは諦めない!]
[追い返す][諦めない]
[さらに追い返す][さらなる謝罪][謝罪][謝罪]
かくして時間は過ぎ行き… 勇者たちが魔王を放り出して謝罪のポーズに熱を上げてるせいで…
[町の人たちは、許してやれよと言わんばかりの目で見てくる!(まだ直接は言ってこないけど)]
[師匠たちも、あんなに熱心に言ってきてるんだしと絆されてきている!]
(…いや、許すことをあっちのペースで強要してきてる時点で、多分自分達の為ですよ?)
…… 。 [令嬢は静かにブチ切れた!]
内心を隠して、あたりさわりの無い説明をして謝罪の場を設けさせた。([そしていくつか仕込みを入れた!])
[王子達はあーだこーだ言ってきた! 詫びは態度で示すと意思表示してきた!]
[令嬢は念のため、言質を取った!]
[王子達は、OKしました]
<一つ目の願い>発動!
『毒(偽)が投与されました!』『解毒剤?を投与しました!』
[王子達は、信じられない、と言わんばかりの顔でこっちを見てくる!]
「どうしてこんなことを、と言わんばかりの表情を浮かべている!]
<過去の過ち>発動!『無実の相手への糾弾、追放の過去!』
<謝罪・償いの誓約>発動! 『どんな償いでもするとの謝罪・態度で証明するとの誓約』
(やってもいいって言われたからやったんですけど? 出来る限りの原状回復させたら問題ないんだよね?
そもそも何もしてない相手にやっといて、自分たちがやったことやり返されたら被害者面ってどうよ?)
<二つ目の願い>発動! 『相殺』
(だから問題ないよね? やらかしたこと、許してくれるんだよね?)
<三つ目の願い>発動! 『要求の反転』
(謝るから、証明するから、信頼関係あった時と同じような態度取ってくれるんだよね?
そうして欲しいって言ってきてたんだから、同じようにしてくれるんだよね?)
[王子達はイロイロ身を持って理解した…]
『<身から出たサビ>によって、厚いツラの皮が、ゾリゾリと削られてゆく!』
[王子達は青ざめてゆく…]
[王子達の顔色は白くなってゆく…]
『王子達のライフはゴリゴリと削られていきます』
[令嬢の<最後の審判>]『最終確認を行動でもって証明していただきます』
判定「No」。
[令嬢の<最後の慈悲>]『今後の不干渉の誓約を要求』
[王子達は自分達の覚悟の無さ・薄っぺらさを認めたくない]
[王子達は往生際の悪さを発揮した!]
[令嬢は、<最後の慈悲>を投げ捨てた!]
『待機状態になっていた最終手段を発動させます』
『代償に生命値の全てが失われます。よろしいですか? Yes/No』
「Yes」
[令嬢のライフは0になった!]
『目の前での自殺。己らの欺瞞の暴露。取り返しのつかない事態』
<特殊効果発現!>
[王子達のSAN値(正気度パラメーター)がどんどん削られていく!]
追加効果<呪いの言葉>『追い詰めたのは貴方達。死を選ばせたのは貴方達』
[王子達のSAN値は0になった!]『精神の均衡がヤバイ域まで崩れました!』
メイド達への狙い澄ました流れ弾。『メイド達のSAN値も削られた!』
公爵への流れ弾。『愛娘効果によってSAN値の減少が加速しました!』
(狙ってはいませんでしたがもはや知るすべはありません)
王への流れ弾。『<王としての責任>によりSAN値の減少は緩和されました!』
しかし今後の責任は重大です。
[取り残された王は、過ちを噛みしめる]
こぼれた水は返らない <GAME OVER>
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DEAD END後の彼ら(予想:オリジナル一部参考)
・リアーオ(狂死)
といっても、実際には魂が抜けたような状態になって、食事や睡眠取れなくなっての衰弱死かな?
・オセロン(自殺)
これはもうズバッと。
・ハーレット(罪の意識に苛まれて、最終的に溺死)
自殺の場面に立ち会ってから、その時の場面や、彼女に責められたり悲しそうな顔してる幻覚に苛まれ…
ある日溺れ死んでる姿が発見される。
・マーベス(コレは何かな。刃傷沙汰?)
イロイロ受け止めきれず、酒に逃げて溺れて… 荒れた生活してるうち、下町でケンカして刺されて死亡。次の朝に誰かが見つける。
・公爵
夫人共々、娘の死に落ち込み、責任も感じて引退して田舎でひっそりと。
・王
実力者(公爵)と次代とその側近がいきなり抜けたので…
そろそろ引退しようかと思ってたのにさらに十数年気合で頑張る。
こちらもちょっと責任は感じてるけど… ダメージはそれ以上に食らった…。(息子の死とか…)
一応頑張ったので特に問題も起きず、なんとか無事に幼かった次の王子に引き継がせられた。
__________
…to be continued?
可能性としては有るかもしれないその後。
コルディリア、あれされた上でリアーオ達が覚悟をそれなりに示せば、イロイロ呑み込んで、再構築の努力するつもりは一応ありました。
まあ、しばらく塩対応だったり、
「許したいのに…。ああ、不甲斐ないわが身よ、よよよ~(泣き真似)」って傷付いた様子を見せつけて良心をつついたりはしただろうけど…。
もしくは、自分達の身勝手さを自覚して、平謝りして今後の不干渉を誓うならそれでもまあ良し。
その時は彼らと係わりの無い地方か他国にでも行って、第二の人生を~、と思ってました。
被害者の感情無視して、自分たちの感情を押し付けてきてる奴らなんで、まず決裂とは予想してましたけど。
(予想通りだったんで… あらゆる手段で以て、全力で心を抉って逝きました…)
で、万一、許す努力してもいいと判断した時には、こっそり解毒するつもりでした。
なので、中和剤だけでなく、完全解毒剤も隠し持ってはいました。
その可能性に思い至った公爵や王様。コルディリアにそれを投与して… 助かることもあるかもしれない。
運が良ければ、いったん本気で死んだ訳だし、感情がリセットされて、吹っ切って第二の人生に歩み出すこともあるかもしれない。
そしてそれなりに幸せになっていくことも。
だけど… 解毒剤投与されるまでに時間経ってたら、命は助かっても、障害は出るかもしれない。
記憶とか、脳自体に。
それはそれで、ふわふわとまっさらな人生を歩んで幸せになっていくとは思うんだけど…
うん、幸せ…?
これらの場合… 王子達はコルディリアが助かってると知らないまま…
うん、DEAD ENDならまあいいと思うんだけど…
等価が…
でもねぇ。
伝えるべきか、伝えざるべきか、それが問題… って、
元通りに復活してた場合、考えるまでもないことで…
王子達、使い物にならないから、生きてたって伝えてもいい?
……「へえ~。そうですの」 ガサゴソ。
刃物スタンバイ。
「じゃあ、責任とって今度こそ確実に目の前で~」(うわーっ!)
目の前に果物ナイフとか即効性の毒とかこれ見よがしに並べて…
「いつでもいらして下さいな」 にっこり(ひぃーっ!)、とか…。
でもその場合、王様と公爵家の関係が…
息子達が悪いのは分かってるんだけど、無理言える立場じゃないんだけど、見殺しのようなものだから…
記憶飛んでた場合、会わせても、本人はそれ以上傷つきはしないけど… 王子達は吹っ切れるかもしれないけど…
公爵家の家族が今度は王家にね…。
えっと、仕事ボイコットしていい? 反リアーオ活動に走っていい?
あんまり誰も悪くないって状況だと…
公爵、ぐったりしたコルディリアに縋ってる時に、解毒薬の天啓が。
とっさに、据わった目、怒りで取り付くしまもない態度の演技して、
「これ以上、王城に娘を置いときたくない! 王子達の前に!」って、馬車あたりに回収。
解毒薬投与したら、息は吹き返したので、こっそり匿って、公爵家全力の治療を。対外的には葬式出して。
意識は戻らないけど、命に別状無いまでには回復したので、娘亡くしたショックのふりで、田舎に引っ込んで治療継続。
王子達? いやなんか婚約者亡くしたショックで病に倒れた、とは聞いてるけど、そりゃある程度は落ち込んでるよね。
あいつらのことだから、どうせそのうちケロッと…
そんな感じで、ちょっと引きこもってたら…
家任せた息子が、困った顔でやってきて…
え゛!? 王子亡くなった? 他の奴らも?
…… コルディリア、記憶飛んで子供のようですが、生きてます…。
えーっと、この事実は、墓場まで持って行きます…
元公爵夫人、療養に行った他国で、娘に生き写し(だが言動はなってない)なの拾って、可愛いがってるようです…
元公爵、息子の手助けのふりで、国を支える為に暗躍してます。
新公爵、妹が無実の罪で虐げられておかしくなってたわ、さらに追い詰められて自殺図ったわで、王家にスゴく怒ってましたけど…
息子亡くして老け込んでる王様支えて、まだ小さいリアーオの弟の王子に、
「えーっと、そう、子供には罪は無いよね、うん」とか言って支えて、頑張り出しました。
弟王子が王位を継ぐ頃には、すっかり王家と公爵家は、仲良しと思われてるでしょう。
弟王子も、新公爵のことを、兄のように父のように頼って慕ってたり。
ただ… 女性に不実なマネとかしそうになると、超冷たい目で見られて怯えてますが。
これならまあ、痛み分けですかね。
でも、あくまで可能性です。
かもしれない、お話です。
これにてこの話は終わります。
お付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m。