前へ目次 PR 16/16 救済 ここにいるのに。 そうだ。 見られたいわけではないのだ。 なのに。 描いてしまうのだ。 救ってくれよ。 病んだ、風が止んだ。 もう一回、呼吸を整える。 止んだ、止まった。 ーーあなたには何もない。 ぼくはその言葉で安堵と安心。 ついに。僕にしか見えない波動から、 救済される、ついに、救済。 ぼくは詩を描くことにしたのだ。 理由は、ないのだ。 圧。 耳に気圧。 それが何なのか気付かなかった。 ただ、詩の美しさを考えていた。 世界の中心で。