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第5話:予想的中……

第5話:予想的中……



誰かさんが焼け野原にしたガラナス平原で俺達は話し合っていた。ちなみにルビーってやつはどっかワープ魔法で消えてった。(安全確保のため家まで着いて行くとかいう気持ち悪いムーブされなくて良かったわほんと)


そしてさっきも言った俺の嫌な予感とは。

それは……


「ノエルすでにS級ギルド所属だけど」


(ほら……"答え"がすぐに出てきやがるッ)

どうせS級ギルドってのも最高クラスのギルドとかだろうし。

ワクワクが消えるだろがぁぁ。


「どうしよっかな〜」


ノエルは目を瞑り手に頬をあて考えている。


「何がだよ(自慢か?)」


「ダークの場合1番低いE級ギルドからスタートになると思うけど低級ほど派閥争いとか薄汚い奪い合いで殺伐としてるんだよ。要は治安が悪いんだよ」


「そうか……さっきみたいな柄悪そうな二人組みたいな奴がウヨウヨいるわけね。だるっ」


辟易としてそう俺が答えた後ノエルは「だからね……」と静かに話し続ける。


「ダークと同じE級ギルドに入ろうかな?とか考えたんだけど。だって最悪ダーク死んじゃうだろうしっ⭐︎」


「こ、怖すぎる。死ぬっ?そこまで治安悪いか」


ノエルは「うんっ♡」と意気揚々と答えた。


「でもよ《コール》あるしピンチでも直ぐお前が来てくれそうなもんだけど?」


ノエルは一瞬黙った後答えた。

「そ、それは……ほら。師匠というのは常に弟子の側にいるべきだしっ」


少し頬を赤くしたノエル。

おいおいコイツなんだよ気持ち悪いな。


「カップルか何かじゃねぇだろ師弟関係って奴は」


「カップルというかっ。別にノエルはただ……」


続け様に会話は続く。


「それにS級ギルドから抜けてメリットあんのかよ

デメリット多そうなもんだけど?」


「うーん。依頼内容のレベルが下がったりそれに乗じて報酬も下がったりがあるけど。ノエル、金なら死ぬ程あるし……それにS級ギルドの奴ら別にあんま好きじゃないし」


「そうか……まぁお前が来たら来たで強すぎて退屈しそうなのは怖いが。でもそれより柄の悪い奴らに邪魔される方が癪だしなぁ」


そうして色々考えた末、俺は決めた。


「よし!一緒に行くか」


「ノエル初めからそう言ってたよ?師匠に反抗する弟子になってきたね。成長したね⭐︎」


「それ成長と言えるか?」


「ただ従うだけの弟子じゃ面白くないからね。

ノエルからしたら成長だよ?」


("強者"ってやつは本当よく分からん価値観持ってるな)

その後すぐノエルは言った。


「それじゃあワープするからね?大サービスで詠唱もしちゃう」


「誰得サービスだよ……」


「虚空よ……我に道を示せ!《ヴァリアブル・スプリント》」


ノエルはカッコつけながら詠唱をした。

悔しいが、様になってる。まさに。

「映える異世界美少女の魔法詠唱シーン」って感じ。

結果的に俺得サービスになってんだけど?


 またもやガラナス平原にワープした時みたいに目の前が光で包まれ気付けば景色が変わっていた。


どこかの城下街の大通りっぽい。

城も見えるし。


「ギルドはすぐそこだね」


ノエルの指差す方向に役場のような施設が建っていた。

水色に近い蒼と白の装飾をされた洋風の大きい建物だった。


俺達はそのまま中に入り、受付まで行く。

ノエルはギルドを抜けたいという旨を伝えたあと、空いてる適当なE級ギルドに俺と入るということを受付に伝えた。

空きが多いらしいそのギルドの名は『フルメキラ団』とかいうよく分からないやつ。


すぐさまノエルは『ギルド掲示板』ってやつを見ていた。

どうやらこの掲示板に依頼が貼ってあるっぽい。


「流石はE級。どれも酷い内容ばかりだね。

スライム退治五体、リクトカゲの退治五体とかそんなんばっかじゃん。

あとは……錬金術師や商人からの依頼とかだね。

ほら!薬草探しとか」


「うーむどれも心躍らないな。とりあえず依頼受ける前にギルドメンバーに顔合わせとこうか?」


「そうだねE級なら勝手に依頼受けても良いけどダークがそう言うなら」



なんか俺たち仲良くなった気がする。

初めの頃ってもっとこう素直じゃなかったよなお互い。

そんな感想を軽く抱きながら俺はノエルと役場内にある集会所に向かう。


かなりの人がテーブルの上やら立ちながらで飯を食ったり雑談したりしていた。


「で、誰が俺たちのメンバーなのか……」

受付からもらったメンバー表の写真で何とか判別をつける。


「いたいた。ダーク。あそこだよ」


そこには革の服と短剣を装着し、短帽子を被ったいかにも冒険者なオーラを出す推定18〜20くらいの歳の中性的なギルドメンバーが木質のテーブルに座っていた。


「ど、どうも……このギルドに所属する事になったダークネス・フルメルダフですっ!」


「へぇ。そうかい。よろしくね。僕の名前はレイン・フルメキラ」


フルメキラ?ああ。この人がこのギルド創設者って感じっぽいなこれ。


「ノエルフィア・フォン・グランバルツです♪」


ノエルはまたあの媚び売りをしてやがった……

まぁいつもの事だ。

レインは若干反応遅れて「ああよろしく」とだけ言った。


(なんだ?ノエルが可愛すぎて照れてんのか?)


俺のほんの少しの違和感を感じたが気にせずスルー。


レインが話し出す。


「ボクはこのフルメキラ団のギルド創設者さ。

一応リーダーでもあるね。

まぁ、今はまだE級だから指示とか無いけど君達新人っぽいし……

そうだな。じゃあ……手始めに自由に好きな依頼受けなよ?」


「E級じゃなきゃ指示とかあんのか。嫌だな何か」


「まぁそうだね。難しい依頼は作戦とか決めてチームで動く事あるし」


「そっか……まぁ、ひとまずノエル。さっきの掲示板に戻ろうぜ」


「そうだね♪レインさんありがとう」


ノエルはそうウインクをわざとらしそうにした。


 「んーどうしよっかな。これちょっと面白そう!」


俺は「スライム捕獲&届け」という報酬も悪くなさそうな依頼を見つけた。

スライム倒すのは出来ないけど捕獲ならワンチャン。


よーし。捕獲道具買い行くか。それかノエルの言ってた錬金術で作ってもらうか?

それか自分で作るのもありか(どうせ錬金の才能もないんだろうがなッ)

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