引き寄せ甲子園58
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★登場人物★
悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。 同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。安藤の教育係。
愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。 悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。 実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。
辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。
安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。
安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。
前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。
坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。
山辺:甲子園常連B校にスカウトされたが、高校野球には肌が合わないと、A校に進学して山岳部に入る。 野球部が超変革したと噂を聞いて、中途入部する意思を固め、再テストを受け合格した。
木下:応援団団長。勝手に応援団を結成した。今の所、一人でやっている。
笹島:バッティングピッチャーに甘んじていたが、絶妙なコントロール、抜群の制球力を山辺に見出され、急遽先発枠に入る。
江口:元陸上部スプリンター
木村:元甲子園出場常連高、B高野球部監督
遠山:元プロ野球選手 野村あなーしゃ:校内でイヤホンで音楽を聴いて他人に心を開かない。目立つ奴が大嫌い。皆からアナーシャと呼ばれている。
A校の先発が安藤と発表されて、関係各所とテレビ解説ブース内は予想外の起用にどよめいていた。だが安藤は打者のタイミングをずらして、実際のスピードよりも早く手元に届く打ちにくい球を投げることで、5回まで2塁を踏ませなかった。
元プロ野球で投手だった遠山の予想通りの内容だった。
「辰巳ちゃん。予想通りの展開になったろう。それはさておき我が軍のベンチ内を見てみんさい」
「うむ。面白いベンチ空間だ」
A校のベンチ内では安田監督がせわしなく、あっちこち出歩いては選手に話しかけている。
「きっと、選手たちにポジティブな言い聞かせをしてるんだろう。引き寄せの法則にズバリとハマったのは、あいつぐらいだろうよ」
当初は校庭にマイクを持ち込んで「ありがとうありがとう」と教祖的にアナウンスをしていた辰巳は、まるで他人事である。
「本人もそうだし選手たちも面白がってるんだから、それで良い。やっぱり続かないしゃない?引き寄せの法則って。ありがとうありがとうと呪文の様に唱えたり、ポジティブに考えたりさ」
「うむ。遠山くんも俺も秀でた芸があるから良いよ。俺はダルマをこじんまりと売るばっかだったけど、こうやって甲子園出場に便乗して、もっとヒトに知って欲しかった。そういうことだろうね」
「辰巳さんは、ずっと付きっきりで、あの子達を甲子園に導いたじゃんよ。あなーしゃさまがいるから、あっしも協力したいとなったのだよ。本来どっしりとベンチにいるべきは、あなたよ」
「いやいや。遠山くん。あなたさまがココロを取り戻したからよ。指導者としても一流なのに、ちょっとした不祥事に負けて背を向け続けた日々を脱して、無休で選手を指導したじゃないか。引き寄せ的には努力的なモノを表現したくないのだろう」
「もう。それを言わないでよ。ココロに泉を注いだのは、あなーしゃ、辰巳さんよ」
「あなーしゃって、あいつ、名前なんだっけ。愛子ちゃんにプロレスで負けたあいつ、野村くんの通称じゃんよ」
A校ベンチでは悠太が一見沈んで見えた。
実質、女監督として実権を握る愛子は見抜いていた。
選手達の実力は十分なため、誰もが余裕なキモチを持てるのだ。
悠太は、また昔の悩み込んでた過去に戻ってしまったのか?
いや、そうでないのでないかしら。私ゃが見抜いた大将悠太は、ただものじゃない。
そう。天才モーツァルトもうんコを好んだとのこと。
悠太は女性の脱糞姿が、クソそのものが好きだった。
ああ、ただまだリアルに見たことなし。
それを知るのは今グラウンドで躍動している安藤だけって誰が知っている?
「あぁ、気持ちいい」
「?」
とうとう頭がいかれたのかしら。
誰もがそう思った。
悠太は裸足になり、棒で足ツボを押していた。
これのおかげで、甲子園初出場「あなーしゃ」をやらかすことになるとは、誰が思ったろう。




