表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/119

引き寄せ甲子園56

見て頂き、本当にありがとうございます。

★登場人物★

悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。 同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。安藤の教育係。

愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。 悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。 実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。

辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。

安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。

安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。

前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。

坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。

山辺:甲子園常連B校にスカウトされたが、高校野球には肌が合わないと、A校に進学して山岳部に入る。 野球部が超変革したと噂を聞いて、中途入部する意思を固め、再テストを受け合格した。

木下:応援団団長。勝手に応援団を結成した。今の所、一人でやっている。

笹島:バッティングピッチャーに甘んじていたが、絶妙なコントロール、抜群の制球力を山辺に見出され、急遽先発枠に入る。

江口:元陸上部スプリンター

木村:元甲子園出場常連高、B高野球部監督

遠山:元プロ野球選手

野村:校内でイヤホンで音楽を聴いて他人に心を開かない。目立つ奴が大嫌い。

初戦前日、愛子や悠太は遅ればして甲子園で練習に取り組むチームメイトと合流した。


早速、野村は応援団長の木下と甲子園球場外、外周のショップ付近でトイレを指し示す「指」を書いたプラカードを持って、声を張り上げてご案内に勤しんでいた。


甲子園のグラウンドの清掃等は我々にはできないのだから、せめてトイレの場所の案内をして差し上げようと、さすが男女共用トイレ研究家、悠太の提案である。


ああ、甲子園のトイレが男女共用なわけあるだろうか。 


そんなことは、どうでもいいしゃない?


場内からイカを焼いた匂いが香ばしく、後1時間ぐらいご案内したら我々も球場入りしてイカでも食べましょうやと木下は看板を持っている野村(通称:あなーしゃ)に声をかけた。


それを目標にしましょうやと。


それはさておき、悠太はどこに行ったのかしら。


きっと甲子園外の外周に咲くシダ植物やら何やらを採集しに行ったのだろう。


甲子園外の外周の草図鑑でも出版してみてはどうかなと彼はいろんな人に相談していたから。


「プラカード持ちは奥が深いのだから軽視すべきでは無いよ」


悠太は目をキラキラさせて、そう言ってからプラカードを持つあなーしゃらの元から姿を消した。


「後でプラカードを持った感想を聞かせてください」と言って。


「こうしてプラカードを持っていると、いろんな方に声をかけてもらえますね」


野村は本当に良い表情をする様になった。


やはりお前は休憩中にイヤホンをして音楽を聴くのが本望じゃなかったのだ。


それはさておき実際にイヤホンから音楽は流れてたのかい。


事実は周りの人の会話を聞いていたのではないかね。


野村は感極まり涙した。


「シダ植物とダルマをコラボした、うちらが着てるユニホームは目立つからね。応援のスタイルも甲子園と馴染んでる馴染んでる。目立つから余計に声かけられるさ。これからも」


木下にそう言われると、野村はトイレの案内をするのは口実であって、単に目立ちたいからなのではと、ちょっとばかり恥ずかしくなった。


何がいけないの?


私達が人をあやめたっていうの?


球場内でベンチ入りしている愛子さんも、そう言ってくださるだろう。


愛子はベンチから投手中心に最終チェックをしていた。


A高は初出場ながら投手王国であるのがマスコミやプロのスカウトが注目する第一の理由である。


愛子はポケベルで悠太や木下たちを呼び寄せた。


緊張でちょっと動きが硬い連中の前で、ちょっと洒落たおバカをやってもらわなきゃ。


木下が体をそらして「ありがとうありがとう」と応援すれば、悠太はギターをかき鳴らして、こまいしんさい。


「あんたら期間限定で阪神タイガースや。そう思いや」


愛子はパンパンパンと手を叩き「いらっしゃいいらっしゃい」と選手たちをこまいした。


少しばかりの選手がちらっと見て笑う余裕が出てきた次第である。

ご覧いただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ