しかし頼まれてないのに、サインかかせてもらうよ
ご覧頂き、ありがとうございます。
最近書くのがつらくて、なぜ書いてるのか分からなくなってます。
なんとなく続けることが大事な気がするので、無理しないで書いていきます。
悠太は愛子から渡されたルーズリーフに「あじよしさんへ」と書き込む。
「あじよし」は今いるラーメン店である。
「汚い字だな。書き直し」
愛子はカバンから新しい紙を取り出し、悠太に手渡した。
強迫神経症は完ぺきにこなす願望があるが、有名人でも何でもない自分がラーメン店に頼まれてもいないサインを残して帰るなど、イタズラはしたくない。
「あじよしさんへ」今度は丁寧に書く。
その後、何を書けばよいのだろうか。
「サインかいて、その後一言」
「あじよしさんへ
たつお&あんな」
「何で、たつお&あんな?悪いことするつもりじゃないんだから、本名に一言で良いじゃん」
「あじよしさんへ
悠太
おいしかったです」
「私の名前忘れてるよ。おいしかったですの後に、部屋に干したハンカチ私のですので、恐れ入りますが次来るときまで取り置き、よろしくお願い致します、も書いておかないと」
「ハンカチ持って帰らないの?」
「盗むわけじゃないじゃん。私物置いていって何が悪いの?店内の個室に洗濯物干してる時点で、客を信用してるんだからさ。何驚く必要があるの?」
彼は言われた通り全力で丁寧に、サインも楷書で書いた。
地方のテレビ局アナウンサーのサイン色紙のとなりに並べて置く。
障子の上の枠の所にたてかけることができた。
そこで玄関が騒がしくなる。
障子が開き4人の男子が入ってきた。
同じ高校だが下の学年だ。
「そろそろ行こうか」
先に優香が立ち上がり、彼もそれに続いた。




