奥田民生さんになりたい悠太
ご覧頂き、ありがとうございます。
最近書くのがつらくて、何で書いてるのか分からなくなります。
無理しないで書いていきます。
まだ2人はラーメン店「あじよし」の敷地を出ていない。
外の物干し竿の前の長椅子に2人こしかけた。
店に入る前あった洗濯物は、とりこまれている。
悠太は前屈みで両手を組み合わせ、愛子は足を組んで後ろにもたれ、そばの盆栽を手でつついている。
「なかなかおいしいラーメンだったじゃん」
愛子は、カバンからお茶のペットボトルを取り出し、少し口にふくむと、すぐキャップをして、しまった。
女子はペットボトルひとつで1日もつのだろうか。
彼は、飲み物は、せっかちに、すぐ飲んでしまうほうだ。
クラスの女子は、午前中飲んでたペットボトルを下校まで、ちびびちびやっている。
「店内に洗濯物干してるのが良かったでしょう」
「ただの家だったじゃん」
彼女はそう言い、太ももをボリボリとかいた。
しかしキレイな足をしている。
モチモチした肌。
きっと白い足の付け根には必ず「ジャングル」が有るのだな。
「どうした?」
「うん?いやいや。これからどこ行こうかな?」
毛のことは頭の片隅に置きながら会話をするのも良い。
「悠太の、のんびりした感じって、誰かの影響?」
「奥田民生かな」
ちょっと前、奥田民生さんを題材にした映画があった。
あの映画はキスとかのシーンが多かった。
悠太が民生さんの曲からイメージするのは、自分みたいな童貞が必死に生きてる姿である。
彼にとってこの映画は期待外れだった。
悠太も民生さんに憧れている。
民生さんみたいになりたい。
「民生は自分を大事に、大好きなことしてきて、自分にご褒美あげ続けてきた人生なんじゃない?だから、みてるとすごく魅力的なんだよ。無理しないから味のある曲つくれるし。とりあえず悠太は全力でやりな。今の状態で民生目指すなんて無理だよ。ラーメンの次は、どこに連れてってくれんの?」
「この街には、昔城下町だった名残がまだ残ってるんだけど、愛子さんにみせたい。直角で急カーブな道。敵が攻めにくいつくり」
悠太は立ち上がった。
愛子が一緒だったら、どこでもいい。
90度にまがる道。
なんだそれ。
面白そうではない。
でも嫌われることを恐れてはいけない。




