厄日
「アス。」
「…」
「俺、絶対に強くなるからこれかもよろしくお願いします。」
「うん」
二人向き合い、どっちも頭を下げる。
他所から見たら変な光景かもしれないが、今の俺とアスは、これでやっとスタートラインに立ったのだろう。
「君たちやっぱり可笑しいね」
「「!!」」
ドアの所にいつの間にかアオイさんがいた!
「も、もしかして見てました?」
「あはは。頭下げる所からみてたよ。と、言うか私も君たちに言いたい事があるんだよね」
アオイさんは、不敵な笑みを浮かべる
「なんですか?」
内容を聞いてから考えよう。
「君たちさ、私と一緒に…」
ドドドドガガっ!!
「なんですか!!この破壊音!!」
「あーあ。来ちゃったのか…」
何なんだろう?このアオイという人は、何なんだろう。
「一緒に行った方が早いかも…君たち行くよ!」
多分かなりの自由人なんだろう
そうな事も思いながら付いていく俺であった。
外に出てみるとそこは、平凡な町だった。
俺が最初に住んでいた町とあまり変わらないような…
「アオイさん?何が起きているんですか?」
「この町が壊されてるんだよ」
ドドドドゴガガっんん!!
!!
目の前で町が…壊れた
「なんなんの!?」
アスも驚きの声を上げた
「さっきの轟音は、東かな?君たち、はぐれちゃダメだよ!この事態解決しにいくよ!!」
アオイさんの言葉は、軽いようで重い。
俺は、初めて町が一瞬で壊れていった姿をみた。
本当に今日は、厄日だ。




