ニヤリと笑う。
意識が覚醒していく。
あれ?今日どれだけ気絶してるんだろう?
意識が覚醒していくと共にさっきまでの記憶がどしどし降ってくる。
「あれ!アス!アスは、どうした!!」
脳が完璧に覚醒して飛び上がって見ると!
「アス…」
俺の横で寝ていた。
あぁ良かった。
心が安堵した。
て?なんで俺は、一緒に寝てたんだ??
魔族と戦って気絶して…
「やっと起きたんだね」
「!!」
知らない女性が部屋に入ってきた!この部屋自体どこなの?疑問が募る。
「ハハ。君たち森の中で倒れていたからここまで連れて来ちゃった」
女性は、笑いながら近づいてきた。
「どうも…ありがとうございます。えっと…?」
「もしかして私の事?私は、『アオイ』って言います。よろしくね」
『アオイ』さんは、髪が青く。厚手の服を着ている。暑くないのかな?
「俺は、レイっていいます。この子は、アスです。ここは、どこの町なんですか?」
「ここは、『リンジ街』だよ。」
ここは、俺達が本拠地にしている町の隣の街だ。つまり俺達の目的地である。
「どうやって俺達を、ここまで運んだのですか?」
アオイさんは、ニヤリと笑った。
この人は、普通では無い。
「レイ君。君 勇者なの?」
「!」
俺が驚くと
「いやだって、魔族をあそこまでボコボコに倒せるなんて一流の冒険者、又は戦士にしか出来ないよ。レイ君は、この両方には、見えないからね!」
「はは…」
なんだろうか?地味に心を抉ってくるぞ。
「えっと…俺は、勇者じゃありません。一流の冒険者でも無いですけどね…」
「そうなの!じゃどうやって?魔族を?」
「この子です。」
俺は、まだ寝ているアスを指した。
「実は、この子。アスが勇者…なんです。」
そうだ!俺は、この戦いで知ってしまった。アスが勇者だと言うことを…
「え!そうなの!!」
アオイさんは、目を丸くして驚く。
「俺も今日?の戦いで初めて知りました。」
「けど、最後まで立ってたの君だったよ?」
う…俺は、何て言えばいいのだろうか?
「ん?ふわぁわわわ~」
呑気な欠伸が聞こた。あ、アスが起きたんだね。
「ん?え?な…なんで、私……レイと一緒に寝てるの?…あと誰?」
まぁそうなりますよね。
「レイ…まさか…あんたは!!!」
「え?なに?どうしたっ いたっっっっっっっっっっっぁあ!!!」
俺は、アスに全力で殴られてしまった!!
誤解だよ!
ばたり。又も俺は、意識を飛ばしてしまった。




