薬草と森を越える。まだ未熟な冒険者
「あ!こんな所にも薬草が!!やったね!!」
アスが話かけてきたが俺には、それに反応する気力と体力は、残っていない。
死ぬかと思った。
「レイそんなショゲた顔をしないよ!こうやって薬草採り出来てるんだから喜びなさいよ!」
うーん…無理かな?
森が大変なのは、ダンジョンと違いレベルのようなものが無く強い獣は、強い。
それに感覚も麻痺してくる。なんて厄介なんだ。
「アス、薬草採れたなら先に進もうよ。このペースだと日が暮れちゃうよ」
「まぁまぁ、まだメインの薬草は、採れてないから」
ダメじゃん!
こんなペースで大丈夫かな?
俺の心配は、知らないのかアスは、自分のペースで森を抜けるつもりらしい。
やめて欲しいなぁ…
ガサッ!!
草むらから音がした!
「レイッ!」
アスが身を伏せるように指示をしてきた。分かってるよ。言われたくても
草むらに身を潜め、やり過ごそうと考えてたがそうは、行かなかった!
ガァルルルルル!!
草むらから大型の狼が現れた!
クソッ臭いか!
俺は、ソードを抜いた!
サイトウ!ガンバれよ!
狼に向かってソードを振る!魔力は、俺の申し訳程度しか無いのを籠める!
バシュ!!!
いい!いったぞ!!
狼の首から血が出たことを確認できた!
けれど一緒に俺は、サイトウに吹っ飛ばされた!!
「ぐえっ」
「レイよくやったよ!」
俺が倒れてるとアスがいつの間にか狼の上に乗りトドメを
グチャッ!!
グゥ
狼の短い悲鳴が聞こえた。
クッソ!俺のレベルじゃ完全には、仕留められなかったのか!
「レイ大丈夫?」
アスが苦笑いをしながら手を差し伸べてくれた。
「ハハ…」
とても微妙な心境だよ。




