第2章19話「瑠花単独世界樹攻略1」
世界樹の中はエネルギーに満ちている、故に生き物達も活気に溢れている、そして世界樹の中は明るい、それは世界樹がしっかり健康に生きている証拠なのである、逆に明かりがない所には病気や原因が存在するのである。
瑠花「昨日進んだ道を同じ所を行けば簡単に最下層には辿り着くし、そこまで難しいノルマじゃあないかな~」
瑠花は足元にオーラを集め、高速で世界樹の中を駆ける、途中でいきなり明かりが消え、真っ暗になった
瑠花「あれ?いきなり暗くなった?もしかしてここが昨日琴理が言ってた栄養が行き届いていないっていう場所?昨日は確か明るかったはずなんだけど・・・」
瑠花が考えていると背後から猛烈な殺気を感じ、咄嗟に右に飛んだ、そしてそれと同時に瑠花の居た場所に大きな尻尾が突き刺さる
瑠花「うわ、この星で見た中で一番デカいかも・・・」
瑠花が目にしたのは辺り一帯を覆いつくす程巨大な大ムカデに似た生物であった、
瑠花「うわぁ、流石に気持ち悪いね、それにオーラ量もかなり高い、まさかこいつが原因?」
瑠花は大ムカデを警戒しながら観察する、すると大ムカデは世界樹の樹皮を破り、世界樹の栄養を吸い取っていた
瑠花「やっぱり!あそこで世界樹に傷つけるだけじゃなく、栄養も吸い取ってるからここ周辺の栄養が無くなって暗くなったんだ!許せない!!」
瑠花は体全体にオーラを纏い、一気に大ムカデの顔に向かって飛ぶ、蹴りを与えた。
だが大ムカデの皮膚は固く、瑠花の攻撃はあまり通っていなかった。
瑠花「いったぁ~~、すっごく堅いんだけど~~」
瑠花は痺れた足を軽く振り回し、態勢を立て直す、そして再度大ムカデの今度は腹部分の柔らかい部位を狙う、だが大ムカデはそうはさせまいと長い体を使い、自身の急所を隠すと同時に残りの長い胴体で瑠花を抑えようとする!
瑠花「まずい!囲まれてる、それに腹部も防がれてる、このままだと攻撃が届かないどころか反撃を喰らって死んでしまう、それだけは避けないと!!」
瑠花は咄嗟に瑠花を捕えようとしていた大ムカデの体を使い、大ムカデの攻撃を回避する
そして大ムカデから大きく距離を取る
瑠花「とりあえず窮地は脱したけど以前危険なのは間違いない」
瑠花(それにさっき気付いたけどこのムカデ私の帰る道を塞いでるんだよね!!この大ムカデ倒さないと世界樹から出られない・・・)
瑠花は軽く「あはは~」を顔を真っ青にしながら、現状に呆れてしまう
大ムカデは勢いよく瑠花に向かって突撃する、瑠花は咄嗟にかわす、
瑠花「上手く急所を隠しながら戦ってくるからどうにかしないと・・・」
瑠花はオーラを手元に集める、そしてそれを放出するイメージで作り出す。
瑠花(やっぱりまだ光線系の攻撃はまだ鍛錬が出来てないから物理攻撃に比べてクオリティーが低い!でも少しでも注意をひければ!!)
瑠花は大ムカデの注意を引くようにオーラで生成した光線を大ムカデの目元に向かって放つ、そして威力がまったくない光線は大ムカデの顔に命中する、だがまったく大ムカデの気を引くほどの影響は受けていなかった
瑠花「嘘でしょ!ちょっとは目をつぶってよ!!」
大ムカデは反撃を仕掛ける、瑠花に向かって大きな胴体で薙ぎ払うように攻撃を仕掛ける、瑠花は上にジャンプし、かわすがその行動が問題だったことに瑠花は気づく
瑠花(しまった咄嗟に上に飛んだけど、このまま二回目の攻撃が来たらかわしきれない!!)
瑠花の想定通り、大ムカデは宙に浮いている瑠花に向かって尻尾の先端についている大きな毒針を突き刺そうとしていた!
瑠花(まずい!どうにかしないと!!)
瑠花は大ムカデの攻撃をかわすためにどうにか回避をしようと足元にオーラの光線を作り、咄嗟にオーラの踏み台を作り、大ムカデの攻撃をかわす
瑠花(間一髪だった・・・足元にオーラを作ってそれを踏み台にしなかったら今頃串刺しにされてたよ)
瑠花は冷や汗をぬぐいながら次の手を考える、そして、先ほどの行動から大ムカデの攻略を思いつく
瑠花「そっか!空中でアイレちゃんにやったことと同じことをすればいいんだ!!」
瑠花はそう考えると足元にオーラを集め、一気に大ムカデとは別の方向に飛ぶ、そして大ムカデは瑠花を追いかけるように瑠花を目で追う、そして瑠花は空中にオーラの踏み台を作り、そこから再度別方向に勢いよく飛ぶ、大ムカデは再度勢いよく飛んだ瑠花を追いかける、瑠花はその行為を連続で行い、大ムカデが瑠花をとらえきれなくなった所で、瑠花の攻撃が大ムカデの急所にヒットする
瑠花「よし!ナイスヒット!!こればかりは流石に痛いよね!!」
大ムカデは瑠花の攻撃で大きくひるみ、隙を見せる、そこを見逃さない瑠花はそのまま大ムカデの柔らかい腹部を連続で狙い撃つ、そして一点を何度も攻撃し続けたことで大ムカデの腹に穴が空き、体液が大量に噴出する。
瑠花「よし!これでどうだ!!」
大ムカデは暴れ狂い、最後にはそのまま絶命した。
瑠花は驚異だった大ムカデを一人で撃破したことに強い達成感を得た
瑠花「やった!琴理の力を借りることなく倒す事が出来た!!」
瑠花はそのまま世界樹の奥地へと向かう、
・・・・・・
琴理は夕方になっても帰ってこない瑠花を強く心配していた
琴理「全然帰ってこない・・・大丈夫かな・・・まさか変な生き物と遭遇したんじゃ・・・助けないと!!でもそれは瑠花のためにならないし・・・どうすれば~~~」
琴理が助けるか助けないかで悩んでいると宇宙船の扉が開く
瑠花「ただいま~~、今帰ったよ~~」
琴理「瑠花~~~!!」
琴理は瑠花を強く抱きしめる、そして瑠花の匂いに気付き咄嗟に離れる
琴理「くっさ!!瑠花!何その生臭いにおい!!」
瑠花「えへへ~~、世界樹を攻略してたら、以前琴理が言ってた暗い部分を見つけてね、そこでかなり大きい大ムカデと遭遇しちゃって・・・」
琴理「大ムカデ!!?この星で一番獰猛な生き物じゃない!!」
瑠花「うん、いきなり襲ってきたし、身体も堅いし、強いしで本当大変だったよ、何度も死を覚悟したけどなんとか勝ったよ」
瑠花はブイ!っとピースサインを送る、琴理はほっと胸をなでおろし、瑠花の話を聞く
瑠花の話ではその後は何事もなく最下層に辿り着く事が出来、回収した【世界樹の涙】を無事持ちだすことが出来たらしい、だがその帰り道に道しるべをしていなかったらしく、帰り道にかなり迷い、遅れたとのことだった。
琴理「もう、うっかりさんなんだから、とりあえずその匂いは酷いわ、お風呂に入ってきて、食事はそれからよ」
瑠花「は~~い」
瑠花は琴理に言われるがままに浴場に方に向かう、琴理は瑠花の話を聞いて考える
琴理(瑠花が相手したのは戦闘力オーラ10万は超える【大黒天大蜈蚣】。世界樹の栄養を糧に生きている各星で認定されている害虫、それを今の瑠花が単独で倒したっていう成果は大きい、今の瑠花の最大戦闘力は【8000】、アイレちゃんとの戦闘や、ここまで来る間に得た経験や基礎体力の上昇、それのおかげでそれなりにマシにはなってきた、でも大ムカデを倒せる程ではない、それを倒せたってことは戦闘力オーラ以上に瑠花の強みがあるってこと・・・今はそれを鍛えていきながら成長させるって方針の方がよさそうね、」
琴理は今後の方針について考える、そして最後にそっと胸に手を当てて思う
琴理(この先の星は自然惑星の生物より硬く、そして強い敵しかいない・・・もっと瑠花には大きな成長が必要なんだ・・・)
【夢世界】その攻略までに・・・
・・・・・・
瑠花がお風呂から出て、食事をとり、一息ついているタイミングで琴理が話題を出す
琴理「そういえばアイレレプリカを倒した後に何か拾っていたわよね?あれってなんだったの?」
瑠花「そういえばそうだね、なんか【証明の証】って書いてたな~ちょっと待っててね~っと」
瑠花はそういうと【証明の証】を持ってくる、そしてそれを琴理の見せる
琴理「ああ、なるほど、そういうことね」
瑠花「え!もうわかったの!?」
琴理「ええ、これは瑠花の試練用に作られた専用アイテムって感じね、これを今回手に入れた【世界樹の涙】にくっつけてみて」
瑠花は琴理の言われた通りに【証明の証】と【世界樹の涙】をくっつける、そうすると【世界樹の涙】が【証明の証】の中に入り、瑠花の名前が表示される
瑠花「うわ!なにこれ!凄い!」
琴理「これでこの【世界樹の涙】は瑠花の物だって証明できるようになったってことね、だからこの状態で私が触れても・・・ほら!」
琴理が【証明の証】の中に入った【世界樹の涙】に触れても消滅しなかった
琴理「つまり、ひとつの素材に対して九騎神使が各自が【証明の証】を持っているってことね、」
瑠花「成程、指定された素材を手に入れて、九騎神使レプリカを倒して、やっと1つの素材が完全に手に入るって仕組みなんだね、シビアだ~~」
琴理「そうね、最初の相手がアイレちゃんみたいな守備系の九騎神使で良かった、それにレプリカは試練者に合わせて強さが調整されてるから能力もまともに扱えてなかったし、結構この試練のルールに助けられた所があったわね」
瑠花「うん、本来のアイレちゃん相手だとアイレちゃんに傷をつけることさえ至難の業だからね、最初にアイレちゃんで良かったかもね」
アイレは決して弱くない、むしろ帝国の従属神の中でもかなり強い、今の瑠花が本気で挑んでも勝つのは不可能レベルなのである、むしろ万全の状態である琴理ですら本来のアイレに傷を負わすことは難しい、九騎神使の実力は帝国屈指なのである。
琴理「とりあえずこれでこの星での目的は達成したわけだし、明日は一度帝国に戻って次の星に向かう準備をしましょう」
瑠花「やった!久しぶりに帝国に帰れるんだね!」
瑠花はやったー!と言わんばかりに両手を上にあげて喜ぶ
そして二人は寝室に行き、明日に向けて休む、
瑠花「今日はね、一人で世界樹の攻略をしたんだ!それで道中大変な事があったんだけど、それでも最後は私一人の力で【世界樹の涙】を手に入れる事が出来たんだ!、もうすっごく嬉しくってさ!それでね!それでね!そのまま帰ったら琴理に「くさい!」って言われちゃってね!すっごく散々でさ~」
瑠花は自分の杖に今日の出来事を話していた、そして話し終えた後、瑠花は杖をゆっくりさする
瑠花「この調子ならきっともうすぐ貴方を思い出すことができるよね・・・任せて!絶対に思い出すから!!」
瑠花はそう言うと自分のベットに潜り眠りに入る。
杖は淡く輝き、瑠花に「おやすみなさい」と言ったかのように輝き、そして消える。
自然惑星は16日を得て攻略が完了した。
【自然惑星 16日目 目的達成】




