第2章18話「第一関門 九騎神使アイレ戦2」
瑠花は体全体にオーラを纏ったと同時にアイレに向かって攻撃を仕掛ける
瑠花が攻撃を仕掛けたことで瑠花が何故体全体にオーラを纏ったかアイレは理解した
アイレ(成程、オーラを瞬時に出すことが出来ないから、逆に全部出したってことだね、なら全然出さないのと、全部出している、次の手がわからないという意味では同じ、考えたね、要領が悪いけど今出来ることを最大限に活かした良い作戦だわ、それに・・・)
瑠花の連続攻撃を受け続けるアイレは瑠花の攻撃フォームを見る
琴理「戦い方が私に似ている・・・というより私に似せた戦い方をしているわね、多分瑠花の中で一番効率の良い戦い方の模範が私だったんでしょうね・・・なんか照れるわね」
琴理は瑠花の戦闘を見て嬉しい気持ちでいっぱいになる。
そして実際ここまでアイレを追い込んでいる現状に少しばかり期待をしてしまう
琴理(頑張って瑠花・・・貴女は確かに実力はない・・・それでも貴女が天才だってことには変わりないわ!)
瑠花は全体にオーラを纏った状態でアイレに攻撃を仕掛け続ける、瑠花も最初は次の攻撃を読まれないようにするためにオーラを纏ったが別の意味で良い結果をもたらした
瑠花(体全体にオーラを一定に纏っているからどの攻撃パターンでもイケる!!考えなくていい!ただアイレちゃんの動きにだけ集中しているだけでそれなりの攻撃が通る!それがかなり大きい!)
アイレは瑠花の攻撃をかわし、受け身を取り、隙あらば反撃をする、だが既にオーラを常に纏っている瑠花の攻撃の方が早く、アイレは容易に反撃できなくなっていた。
アイレ(うう!どうする!!私も全開でいく?でもそうしないと全部の攻撃が遅れてる、しかも回避が遅れるから攻撃をもろに防ぐことになる・・・受けるという意味では同じだから体のダメージ量はとてつもない・・・判断が遅れたらもう命取り・・・)
アイレは瑠花と同じようにオーラを纏うか、否かを考えた、そして纏わざるを得ないと理解し、アイレも瑠花に続き、体全体にオーラを包む。
琴理(二人共体全体にオーラを纏った・・・ここはもう体力勝負ね、どっちかのオーラが切れたり、相手を倒したら勝ち、神の世界で能力なしの物理だけの戦闘が始まるなんて笑えるわね)
アイレはまだ複数の能力を持っていたが弱体化した状態ではまともに扱える代物ではないため、能力の使用が出来ない、
瑠花はメリアの試練で力を奪われの自身の能力をまだ思い出せていない。
故に互いが能力を出せない近接戦で決着が決まるようになるのだ
アイレはオーラを纏ったことでさっきまで瑠花の攻撃に遅れていた回避や攻撃を通るようになり、
瑠花もやむを得ず回避や守備を挟むようになる。
激しい攻防の中互いに得意分野ではないため決め手となる一撃がないこの状況の打破を考える
瑠花(どうする!?このままだと先にオーラを纏った私がオーラ不足で倒れて負け・・・早くアイレちゃんを倒す策を打たないと!!)
アイレ(最大オーラ量やオーラの使用量的にこのまま凌げば私の勝ち、でも瑠花ちゃんも多分その状況を理解しているから絶対に思い切った策を打ってくる!絶対に油断はしない!隙あらば瑠花ちゃんを倒す!!)
互いが次の一手を読む、そしてその硬直状態を抜け出すように戦況が動き出す
瑠花は今まで見せなかった隙を大きく見せてしまったのだ
アイレ(そこだ!!)
アイレが瑠花の隙に向かって必要以上にオーラを高め攻撃を繰り出す。
そしてアイレの攻撃が瑠花に届く寸前に瑠花がアイレの抗攻撃を掴む
アイレ「な!?」
瑠花「これは琴理から何度も喰らったやり方でね、敢えて隙を作ることで相手をそこに誘導し、その攻撃を塞いで、カウンターを狙う・・・」
瑠花はアイレの腕を掴んでいないもう片方の腕一点に残りのオーラを集める
そしてその攻撃をアイレの顔に思いっきりぶつける!!
ドゴーーーーンと大きい音が鳴るのと同時にアイレが思いっきり吹き飛ばされる
琴理「決まった!!!」
瑠花はその場で立ち尽くしアイレの様子を伺う。
瑠花「もう出し切ったよ・・・私が使える策も全部使った・・・完全燃焼だよ・・・」
瑠花は息を整えながらアイレの様子を見る、そして瑠花ははっきりと確認した。
アイレの姿だったレプリカが気体に変わり消えていくのを
瑠花「やった・・・?」
瑠花は終わったと感じたと同時にその場に倒れそうになる体を無理矢理支える。
瑠花「何か・・・ある」
瑠花はゆっくりアイレが倒れていた場所まで歩き、その場にあった物を確認する、そしてそれを手に取り書いている文字を読む
瑠花「証明の証・・・」
瑠花はそれを手に取り、確認した後その場に倒れてしまう。
倒れきる前に琴理が瑠花を掴み、そのまま抱きかかえる
琴理「お疲れ様・・・すっごく良かったわ」
・・・・・・
瑠花が目を覚ますとそこは自然惑星で何回も過ごしたベットから見える天井だった。
瑠花「んまぁ~?」
瑠花が寝ぼけて起き上がろうとした時妙な違和感を感じた、それは起き上がろうとしたのにまったく体が動かなかったからである。
瑠花「なんで動かないのかな・・・というか何かな?この妙に居心地の良い感じ・・・」
瑠花は目線を横にしたそこには瑠花を抱き枕にして寝ている琴理が居たのだ。
瑠花はそれに対して悪戯心が働き琴理の頬を軽く引っ張る。
琴理「いたたたた、瑠花~痛い~~」
瑠花「おはよう~、なんで私を抱き枕にしてるのかな?」
琴理「そりゃあ隙だらけだから・・・って」
琴理も寝起きから意識がはっきり戻り、気まずくなる、そしてなんとか言い訳を考える
琴理「私の波動で瑠花の治療を~~」
瑠花「そんなのすぐに終わるでしょ、バカチン」
瑠花はそういうと軽く頬を膨らませながら琴理のオデコにデコピンする、
琴理は「アイタ!」とオデコを摩る
瑠花「まったく、おかげで起きた時寂しくなかったけどもっと普通にしてよね」
琴理「は~い、次はバレないようにしま~す」
瑠花「懲りてない奴だ~~」
二人は冗談を交えながら起きる
そして琴理が朝食を作っている間に瑠花はストレッチをし、体に異常がないか確認しながら準備をする。
瑠花「それで勝ったのはわかったんだけど、その後どうなったの?」
琴理「あの後は瑠花がオーラ切れで気を失ったから私がそのまま宇宙船まで運んだのよ、体は汚れてたからお風呂場で汚れは落としたけど」
瑠花「ちなみに変な事してないよね?」
琴理「安心しなさい、私が好きなのは元気な姿な瑠花だから!元気じゃない瑠花を見ても心配する感情の方が強いから変な気にはまったくならないわ」
瑠花「そう?ならありがとう!」
瑠花はニコっと琴理に笑顔を送る、琴理も笑顔を返し、出来た朝食をテーブルに置き、二人は食事する。そして食事が終わり、今後について話す。
琴理「とりあえず忘れてると思うけど、瑠花はアイレちゃんに空間を飛ばされたせいで【世界樹の涙】を世界樹の最下層に置きっぱなしにしてるのよね」
瑠花「そうだ、すっかり忘れてた、いきなりだったからあの場所に置きっぱなしだった」
瑠花は「あちゃ~~」と言いながら頭を摩る、
瑠花「なら今日は【世界樹の涙】を取りにいかないとね!」
琴理「ええ、でも今回は瑠花一人で言ってもらうわ」
瑠花「私一人?琴理は?」
琴理「私はお留守番、晩御飯の準備をしてるから瑠花は昨日行った場所に今度は一人で行って取ってきて、それでこの星でのノルマはクリアかな」
瑠花「了解!ならさっそく頑張らないと!琴理!杖持ってきて!」
琴理「だ~め!杖も没収です!瑠花一人だけで取ってくるの!」
瑠花「は~~い」
瑠花はトボトボと歩きながら宇宙船を出る
瑠花「じゃあ行ってきます!お留守番お願いね!琴理!」
琴理「ええ、行ってらっしゃい」
瑠花を見届けた琴理は扉が閉じたのを確認してから寝室に移動する。
琴理「行ったわよ、元気そうでよかったわ」
琴理は杖に向かって話しかける、そして杖も琴理の言葉に返事するかのように光だし、声が発せられる
???「はい、昨日は咄嗟の事で出しゃばり過ぎたなと・・・少し反省しています」
琴理「まあ、貴女は瑠花の能力、力の一部と認識されてるんだからセーフでしょ、それに最近思ったんだけど、多分他の子、もしくは組織そのものを忘れてる可能性もあるわ」
???「それは・・・困ります・・・」
琴理「そうよね、組織の主が組織のメンバーを忘れてるんだから組織からしたら大問題よね、どうにかならないのかしら?」
???「もっと私に注ぐオーラ量が増えれば実体化も出来るのですが、今の瑠花様のオーラ量では昨日のような能力が精一杯で」
琴理「充分よ、とりあえず昨日アイレちゃんとしっかり戦えていたから今日のノルマも軽くこなしてくると思うわ、そしたら次の星、そこでオーラ量を一気に上げるわ、貴女もその方がいいでしょ?」
???「はい、お願いします、私の事、【神霊魂の帝園】の神晶霊達のためにも・・・」
琴理「そうね、瑠花が母親から貰った大事な物、絶対に思い出させるわ、私が絶対に」
???「ありがとうございます、琴理様」
琴理は壁にもたれながら杖と話していた、それは長年生まれながらお互いの事を知っている友人のような自然さで
・・・・・・
瑠花は宇宙船から出て近くに世界樹がある事に少し安心しながら、気合を入れて世界樹の中に入る
瑠花(今度は一人っきりで世界樹の攻略、昨日も実際は私がちゃんとやって到達したのに、琴理が後ろに居てくれないってだけですっごく不安な感情になる)
瑠花は入り口で少し戸惑う、自然惑星に来て何度も感じた気持ちである。
【琴理に依存している】
それではダメだと瑠花は気を取り直し、勇気を振り絞って世界樹の中に入っていく。
【自然惑星 16日目】世界樹瑠花単独攻略開始




