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ルカタイムレコード   作者: パトパト(パトパトチャンネル)
第1章 帝王神候補篇
27/85

第1章27話「ERRORの脅威に向けて2」~母親について~

【50-100 ハイネの町 7日目  夜】


瑠花と琴理は休憩設備(和式部屋)で休んでいた、


瑠花「畳って、なんか四季神社を思い出すな~」

琴理「確か瑠花のお母さんの実家なんだっけ?」

瑠花「そうそう、私も小さい頃に1回くらいしか言ったことないんだけど、凄く落ち着く雰囲気でとてもいい場所なんだ~、四国地方にある建物だから人とかも少ないし、自然に囲まれてるから心も休まるし」

琴理「1回しか言ったことないのによく覚えてるわね」

瑠花「うん、だってその時に一回だけだったからね、パパとママと一緒に出掛けたのは」

琴理「私もよく考えたらおじいちゃんの所に行ったのはそんなにないわね」

瑠花「確か琴理のママもパパの側近なんだよね?」

琴理「ええ、私もここ数年、琴歌お母様に会ってないわ、私も瑠花も15歳、もう7年近くは会ってないのよね」

瑠花「私たちが8歳の頃に研究部隊に引き取ってもらったからね」

琴理「瑠花はメリア様が、私と妹は月花様が面倒を見てくれたから」

瑠花「私の所は4姉妹だったからね、ちょうど娘が1人しかいなかったメリア様がちょうどよかったんだって」

琴理「何それ、私の所は月花さんの娘が二人だからちょうど二人づつで相性よさそうって理由だったわよ」

瑠花「そう考えたら専属神の人達って案外私達と変わらないのかもね」

琴理「そうね、私はソフィア師匠や月花さんを見て、専属神と皇帝神、帝王神って肩書だけで、私達と何も変わらない、綺麗で魅力のある女性だと思うわ、」

瑠花「私もそう思う!メリアさんなんて家では結構おっとりしてるんだから」

琴理「そうなんだ!それはぜひ聞きたいわね!」


二人は畳の上に敷いた布団にくるまって談笑していた、一日の疲れや、ERRORによる緊張感がほぐれる唯一の時間であり、空間だからこそ、休める時間はしっかり休む二人である。


・・・・・


リリアは専攻部隊と護衛部隊の総長に報告し、部隊の1割近くを得ることに成功した、

残り7割は帝国から一番離れた町で報告を受けたということもあり、

遠くの町から再度調べなおす方針で固めたため、その任務へ向かう、そして、残り2割は帝国の

護衛、そして救援を即送れるようにするために待機組だった。

リリアは第一発見者ということもあり、リリア自身が先陣を切ると言ったため、

リリアも再度ハイネの町に戻る、


時間は深夜


リリア「猶予はない、私が休むわけにはいかないんだ、急いでハイネの町に向かおう」


リリアは早朝から休むことなくそのままハイネの町まで全速力で戻る


・・・・・

【50-100 ハイネの町 8日目】


瑠花と琴理は続けて走り続ける、瑠花も徐々に体力が身に付き、オーラ量も増えたことにより

7日目よりも早いペースを維持して走ることが出来るようになっていた。


琴理(よし、昨日よりペースが上がってる、瑠花もまだ疲れている様子もないし、これなら今日は昨日の倍の距離を進むことが出来るかも!)


琴理は瑠花の成長を素直に喜び、順調に事が進んでいることに安堵する、後はERRORがいつ動き出すかである


琴理(今日の朝気付いたけど、かなりの強者の気配が一気にこの町に増えた、恐らくリリアちゃんが部隊を呼んだのね、どれほど呼べたかはわからないけど一応これほどの人数が居ればこの町は恐らく問題ないわね、よかった)


琴理は町中に感じる強者の気配に心強く感じながら、瑠花の特訓に集中にすることにした


瑠花も気配について少し感じていた

瑠花「いるね、リリアちゃんが呼んだのかな?」

琴理「でしょうね、これで私たちは安心して専念出来るわ、瑠花、今日も次の町に向かって走りましょう」

瑠花「うん、そうだね、本当は私も参加したいけど足手まといになるし、皆を代表している私が簡単に死んじゃったり、やられたら帝国や世界の顔が立たないからね!」

琴理「その意気よ瑠花!自覚持ってきたじゃない」

瑠花「へへん!琴理のおかげだよ!さあ行こう!」


二人は専攻部隊と護衛部隊の神々に任せることにした


・・・・・・・


専攻部隊員A「凄い嫌な気配ね、これほどの悪臭が漂う町は初めてだわ」

専攻部隊員B「そうね、出来るならこちらから即討伐して、町の住人の安全と帝国の治安を守りましょう」

専攻部隊員A「でもリリア副総長が対峙したERRORは上級神クラスなら問題なく倒せるレベルだと聞いていたのだけど、なんでこの町の上級神にも強力を要請しなかったのかしら?数なら圧倒的にこの町の住人の方が多いのに」

専攻部隊員C「貴女達はあんまりERRORについて詳しくないのね、ERRORはね、基本群れないの、多く表れても過去に報告されてるのは10体とされているわ、それが万単位よ、異常もいい所よ」

専攻部隊員A「そ、そうですね過去に類を見ない程の異常な数ですね」

専攻部隊員C「リリア副総長やハク総長はこのERRORの軍勢を率いている親玉、ERRORの上位種が居ると考えているのよ、それも過去に類を見ないレベルの」

専攻部隊員B「確か今知られているレベルが私達でいう【皇帝神】レベルですよね・・・」

専攻部隊員C「ええ、それが過去一番で、さっき言った10体の群れを率いていた親玉、リリア副総長が焦ってるのも理解出来るわよね?」


専攻部隊員は息をのむ、専攻部隊員のほとんどの神のクラスが【最上級神】

もしその過程が正しければ到底太刀打ちできる相手ではない

部隊員は覚悟を決め、町に居るERRORの討伐に専念する




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