第1章20話「瑠花の苦難3」
【50-100 ハイネの町 3日目】
瑠花と琴理は前日と同じく特訓を続ける
瑠花も3日目にして多少は単調な体の動きくらいなら問題なくこなせるようになった
琴理(今日は戦闘力オーラは【40】やっぱりスタミナ重視の特訓は正解だった、このままスタミナをつけながら徐々に鍛えていけば、もっと勢いよく戦闘力オーラが戻るはず!)
少しづつ希望が見えてきながら二人は特訓を続けた、
・・・・・
場所が変わり、帝国、帝王神の間にて
メリア「少々厳しすぎましたかね、でも琴理をつけたからきっと時間は掛かると思うけど大丈夫、」
メリアはここまでのことをすべて計算に入れていた、
メリアの家は帝国の城城下町から一番遠い所にあり、そこから瑠花を旅立たせることで、帝国城下町に付いた時には多少は自身の力で力が戻っている、その状態で第10専属神の試練に挑ませれば、多少はスムーズに進む、そこまで考えたうえでの行動だった。
メリア「でもそれは瑠花だけじゃなくてリリアにも同じ条件を与えたはずなんですけどね、」
メリアは実の娘、リリアにも同じ条件を与えるつもりだった、それで一度、家に帰ってくるように
リリアに言っていた、だがメリアの予想を遥かに超える速度で家に帰ってきた。
そしてその後少し睡眠をとり、時間が掛かるからと当たり前のように城下町まで走っていった。
メリア「それで少し覗いてみたら普通に仕事してましたし、私の子ながら恐ろしい素質の持ち主ですよ」
・・・・・・
瑠花達の特訓も順調に進み、
3日目も終わり、4日目を迎え、昼休憩をしていた
瑠花「筋肉痛も慣れてきたな~、成長を実感できるよ」
瑠花は琴理に余裕の笑みを浮かべて話す
琴理「ならやっと本格的にできるわね、今までのは本当に優しすぎたからね」
瑠花「え?あれで簡単なの?嘘だよね?」
琴理「筋トレだってまったく回数こなしてないでしょ、本当ならもっと回数と負荷をかけたいくらい・・・」
瑠花「いや、まだ慣れてないかな!今でもかなり厳しいから昼からも同じメニューでいいかも!!」
琴理「安心して、いきなりそんな厳しくしないわよ、徐々にやっていくのがトレーニングの鉄則!いきなり調子に乗ってやったらすぐに体壊れるんだから」
瑠花「そうなんだ、よかった~~、腕立て10回でも死にそうなのに、いきなり15回にされたら・・・」
琴理「え!?5回で!!?」
瑠花「当然だよ!10回でも腕が外れそうなのに後5回も追加されたら・・・」
っと瑠花が身震いする。
琴理「まあ、まだその段階ならまだ難易度は上げていかないわ、」
琴理がやれやれと言わんばかりの表情で瑠花に言う、そして琴理の今後の事について触れる
琴理「あと、最近オーラを戻すための特訓ばっかり考えてたけど、そろそろこの町についての情報とか、周りの帝王神候補達の動きを把握しておかないとね」
瑠花「そうだね、それによっては嫌だけど、本当に嫌だけど、特訓を厳しくしないとだしね」
琴理「本当に嫌なのね・・・まあでもそうね、まずは私は今から城に戻って他の候補達の情報を集めてくるからそれまで瑠花は一人で残りのメニューをこなしてて」
瑠花「了解であります!!」
と瑠花は琴理にビシ!っと敬礼し、どや顔をする
昼休憩が終わり、琴理は休憩時に話していた通り、帝国に戻り、情報を集めをする
瑠花は一人で残りのメニューをこなして試練に向けての準備を徐々に進める。
だが、この町に不穏な影が近づいていたことをまだ瑠花達は知らない・・・




