2パート
「そうか、大変だったんだな。」
「はい。なんとかなってよかったと今では思います。」
「しかし、話を聞くとなにが幸いするかわからないものだ。」
カイトとマモルは外でキャッチボールをしていた。マモルはすっかり元気になった。
「元気になってよかったです。」
「大したことないのにケイコのやつが騒ぐからこんなおおきな話になったんだ。」
「マモルさん、今日のビール一本減らすよ。」
「そしてケイコにはかなわん。」
ケイコとマモルはとても仲がよさそうだった。
「ありがとうね、カイトさん。マモルさんは喜んだんだよ。元気もらったっていって。」
「こらケイコ!余計なことを言うな。」
「よかったですよ。少しでも力になれたのなら。」
そんな中ユイから通信が入った。
「カイト。できるだけ早く戻ってきて。」
「敵ですか?」
「ううん。むしろ敵よりも厄介なことが起こってる。」
「何があったんですか?」
「今度みんなで遊びにいきましょうという話になったの。そこまではいいんだけど山へ行くか海へ行くか、もめてミチルとマイがケンカを始めたの。」
ユイが話をしながら後ろを向くとミチルとマイが顔を近付けてケンカしていた。
「なんで海に行かなくちゃならないのー。山でキノコをるのよ。そしてバーベキューをするの。」
「海に行くの。山なんか虫だらけだし山なんか行くメリットないでしょ。海だと近くに水族館とか、レストランとか市場だってある。ほらーいきたくなーるー。」
マイが呪文をかけるような仕草をした。
「そんな子供だまし効かないね。」
ユイが受話器に耳を戻して言った。
「こんな感じなわけ。あなたの意見が重要みたいよ今は意見が真っ二つに別れているらしくて。もちろんこんな理由だけではなくてそのついでに今後のことも話し合おうと思ってる。まだ必要とされてるからね。」
「了解です。」
通信をきったカイトにマモルが言った。
「それじゃあまた来るといい。」
「はい!お世話になりました。」
カイトは帰るための飛行機に乗り込み、マモル達に手を振ってエストレーリャへ向かった。
エストレーリャへつくとユイ達が出迎えた。そしてマイとミチルはまだケンカしていたが話し合いの末山に決まった。
「さて、行く場所も決まったところで調査に行くよ。」
「調査ですか?」
「そう。宇宙の惑星の地形の調査。機器がでかすぎてリオンしか持てないんだって。」
「私たちはまだまだ必要とされてるんですね。」
「むしろこれからだよ。じゃ行くよみんな。」
みんながはいと言ってマイがワープを起動させた。
ユイはそれぞれの配置で作業をするマイ、ミチル、アユミ、カイト、ユウタ、シンゴ、そしてノゾミを見た。私たちは頑張ってきたし、これからも頑張るんだ。戦いの中で心が傷付いたとしても間違おうとしたとしても仲間達がいる。この仲間達がいる限り、きっとうまくいく。
そんな思いに答えるかのようにエストレーリャがカラフルに光り、広大な宇宙に向けて飛んでいった。




