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自己紹介

はい。どうも。みなさまに愛されて16年、福井千明でございます。

…白けましたねごめんなさい。

それよりショックな事が起きました。

実は―――


噂の美形中二病集団が全員同じクラスでした。


同じクラスに入ってきた彼らを見たときの、私の絶望が分かるでしょうか。

まぁ?クラスのみなさんは興奮してましたが?

唯一の慰めは彼らが何回もチラッと視線を寄越す事はあっても話しかけてこないという点だけ。

はぁ…溜息が出る。なんであの4人はこんな私を気に掛けるんだろ。

そんなことを考えていると後ろからチョンチョンと指で背中を押された。

振り向くと肩くらいの髪にパーマを掛けた明るそうな女の子が笑顔で話しかけてきた。


「すっごいイケメン達とかわいい女の子だよね。お互い知り合いなのかなぁ?」


「…たぶんね。」


「なんかテンション低いね?緊張してるの?あ、私は堀江菜月(ほりえなつき)って言うの。好きに呼んでね。千明ちゃん…だよね。名簿に書いてあった名前。よろしくー。」


その後はどこの中学校だったとか、部活をどうするかなどの話題が盛り上がり楽しい話をしていたら教室に先生が入ってきたので一旦お開きになった。



――――その後担任の紹介(星見健二。31歳。結婚したいと熱く語ってきた。)もそこそこに入学式をするため体育館へ移動をし、式を滞りなく終わらせた。

ちなみにまさ兄は保護者の席の一番前の列に座っており、気が付いた私に向かって笑顔で手を振っていた。

終わった後は保護者はこのまま別室で保護者会があったのち、お開きということで帰りの時間が微妙に合わない。

一応、昨日まさ兄は一緒に帰ろうと言ったが、私は出来るであろう友人と帰りたいから、私を待たずに職場に戻ること、と前もって言っているので問題はないはず。


クラスに戻ると担任になった男性教師が、始めだしそれぞれ自己紹介をするよう言った。

席は名前順なので一番右の前の人から始まり、三人目で美形集団の一人に当たると女子グループが真剣になった。

最初はあの遊んでそうなイメージのずっと手を握ってきていた茶髪の少年だった。


「名前は風間彩斗(かざまあやと)です。この学校って楽しいって聞いたんで来ちゃいましたー。サッカーと足が速いから陸上が得意です!よろしくお願いしまーす。」



…言い終わった後でほめてとばかりにこっち見んなと言いたい。

女性陣が盛大に拍手をし、次の人へ順番がいった。

そうして順番は回っていきそれぞれの名前が分かった。

お嬢様風の女の子は、


「長沢流雨(ながさわるう)と言います。飼ってないですけど犬が好きです。あと、お菓子を作るのも好きです。仲良くしてくださいね。」


と笑顔で挨拶文を言い、メガネ優等生は、


「…二宮梓(にのみやあずさ)です。よろしくお願いします。」


と律儀に頭を下げた。

最後の美形くんは名前までなんか綺麗だった。


「長谷川香月(はせがわかづき)と言います。こんな名前ですが母がフランス人なためこんな見た目になってます。別にヤンキーだったわけじゃないですよ。」


最後の言葉はナイスジョークと取られクラスのみんながウケた。

というか親が外国人か…。かっこいいわけだ。

自分も無難な挨拶をし、その後は問題なく進んでいた。


役員も滞りなく決まり、教科書等配布物も大量に受け取けとり、部活見学が一週間あるからできるだけ入るよう星見先生が最後に言いHRは終わり。

後は帰るだけなので、さっそく菜月ちゃんを誘い、一緒に帰ろうとした時、例の4人が近づいて長沢さんが「ちょっと話いい?」と有無を言わせない雰囲気で言ってきた。


朝のこともあり今の私に「はい」以外の選択肢がないこの状況で他になんと言えと。

遅くなりすみません。

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