次回予告 8
明日以降、個人的な用事で日曜日は投稿を行いませんので、ご注意ください。
「それでは本日の次回予告は、自分こと不知火ほたるがお相手しまーす。
にしても今回の戦いは、みどりちゃんと御ムスビ様がMVPでしたね」
「ぼくもあの子も、裏方的な草の根活動が苦じゃないからね。
適材適所というやつさ」
「なるほど。それでは御ムスビ様、話が変わりますがよろしいですか。
ゴールドちゃんから引き継いだ、きずなちゃんの格好について詳しく説明してもらいますよ」
「……うむ。ラビット・ホワイトの元になったものはね、無名。
名もなき月のうさぎだよ」
「名もなき月のうさぎ? それってつまり、十五夜お月さまの?」
「そう、みんなが知ってる日本一有名なうさぎ。おもちをついている満月のうさぎこそ、ラビット・ホワイトの姿の正体さ。
かつて日本ではない遠くの山で、神様が一人さまよっていた。
食べ物も飲み物もなく、やがて力尽きてしまった。
そんなときに出会ったのが、サルとキツネとうさぎだった。
神様を助けようと考えた3匹は、それぞれ食べ物をもってくることにした。
サルは木の実を集めキツネは川から魚を捕った。
しかし、うさぎだけは何も持ってこれなかった。
なので、うさぎはサルとキツネに頼んで火を焚いてもらった。
その中に飛び込んで、自らの肉を食料として捧げたんだ。
この行為を目の当たりにした神様は、うさぎの覚悟と自己犠牲を後世まで伝えるため、その存在を月へと昇らせた。
だからこそ月の霊力は、その姿をぼくたちへと届けるために、あんなにも大きなうさぎの形をしているんだ」
「つまりは、自己犠牲によって月へと至ったうさぎがモチーフ……」
「あの子の自己犠牲的なあり方が月のうさぎと結びつき、ああいった形となったのだろうね。
あの子の精神性は、今なお月からぼくらを見守るあのうさぎと近いのだろう」
「それは良いことなのでしょうか、御ムスビ様」
「全てはバランスだよ。バランスがとれてるならいいことだし、とれてないなら悪いことだ。
けどどちらにせよ、そういった危うい側面も含めての上白きずな。
ぼくの巫女にして、君たちのリーダーな――女の子なんだ。
あれはあれで、一つの個性なのさ」
「それじゃあ次回予告! 次の話はホラー回。
学校の美術室に寄贈された、人食いのウワサをもつ肖像画。
怪しい絵からは怨念があふれ、学校を呪詛で呑み込んで行く。
その暗躍に、ひとりまたひとりと、巫女たちまでもが消えてしまう。
立ち向かえるは上白きずな、ただ一人だった」
「次回、第9話 『呪いの人食い肖像画』。次の妖怪はコイツです。
こわ~い見た目なので、ホラーが苦手な方は注意してくださいね」
画霊
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