次回予告 7
「ねぇねぇ御ムスビ様、なんでアタシたちは変身してるの?
なんであんな格好になってるの?」
「それはね、『神様勾玉』に込められた力を扱いやすくするためだよ。
日本におわす八百万の神々は大自然の化身、その力は大自然そのもの。
つまり強大だけど決まった形をもたない不安定なものだ。
だから、それに決まった形を与えることで扱いやすくする。変身や『卍句』はそのためにあるのさ。
君たちの変身後の姿は、実際に存在するなにかをモチーフにしたもの。
それになぞらえることで、力が使いやすくなってるんだ」
「じゃあ『ザ・フェニック』は不死鳥として炎の翼を。
『アクア・レイン』は乙姫さまとして水の力を使ってるとして――
『我威亜』の元になってるのは孫悟空?」
「いや、あの姿はかつて、斉天大聖が師よりその名をもらう前の姿。
孫悟空が孫悟空と呼ばれる前のこと。石の卵から生まれ、花果山の王として君臨していた頃を元にしている。
つまりは怪力と頑丈さが自慢の猿の王、美猴王が原型だね。
だから孫悟空みたいな多彩な術は使えないし、如意棒も筋斗雲もない」
「確かにヤマトちゃんにからめ手は似合わないもんね。
ちゃっかり金の輪っかが頭にハマってないのが、あの子らしいけど。
みどりんの『万葉種子』は何が元ネタ?」
「不老長寿の薬を残した月の住人、かぐや姫だね。
みどりちゃんは植物の霊、木霊を実体化させて使役している。
この時、木霊にかぐや姫の力で、限定的な不死性を付与しているんだ。
なんで木霊が命令に従ってくれるのかと言うと、木霊として魂を実体化させてくれるだけでなく、不死性によって長寿までくれるからだね」
「そう言われると、いい性格してるところもかぐや姫に似てる気がしてきた。
最後にリーダーは?」
「ぼくの巫女の変身は――尺がなくなったので今度の次回予告で!」
「それでは次回予告! ある日、夜の博物館で甲冑が歩き出す怪事が発生。
おむすび神社の巫女として、上白きずなはその対処に向かう。
そしてついに、彼女の霊能力が発揮されるのだった。
次回、第8話。『おむすび神社の裏家業!? 博物館のさまよう鎧』
お楽しみに!」
「次の妖怪はコイツだよ!」
甲冑妖怪
「また見てね~」
《アンケート》
「7. 途切れた連鎖、なら花見で気分転換でしょ!」に関し、ご意見ご感想をいただけると助かります。レビュー、評価、ブックマーク等もよろしくお願いします。




