第66次インスレイター防衛戦と将の日常ー4 将の日常と夫婦生活
遅くなりました…
将のマッタリ日常スタートです。
30分後、将は転移魔法で村に帰還した。
ミルシェアは将が帰ってきた時にはまだ眠っていた。
スヤスヤと草原に寝転んでいる姿はとても愛くるしい。
将はその頭をそっと撫でた。
ただ時が流れる平和な村に、呑気な将。
先程まで、時と共に血が流れていた所にー戦場にいた人間とは思えない。
しばらくすると将がうつらうつらと船を漕いできて寝そうなので、寝かせよう。
ということで、将達が起きるまで先程までの戦闘の推移を見てみよう。
まず、将は眼前に迫っていた魔物達(正確にいうとスケルトン一体、ゾンビ一体)をどの様に倒したかというと…これもまた最上位魔法の無駄遣いだった。
テンパった将は魔法一覧のウィンドウを開き取り敢えず一番上の魔法、『重力衝撃球』という、漆黒の重力球(地球のほぼ100倍の重力を放つ球)を出現させるモノを発動したのだが…それは最上位魔法の内でもトップクラスの魔法であり、発動してみてビックリ。危うく救いに来た街を消すところだった。
そんなこんなでピンチを跳ね除けた将は一気に殲滅する方法を考えた。結果、城壁から『天の聖光』を発動したらいいという考えになり、それを実行した結果、見事魔族軍の殲滅に成功したのだ。
そろそろ将が起きそうなので話を現在に戻そう。
目が覚めた将は呑気に欠伸をかましている。
そしてそれを終えると今日で何回目になるかミルシェアの頭を撫でた。
やはり、将も大分ストライクゾーン低めである。
しばらくするとミルシェアの目も覚めたので家に帰還。
リビングにて。
「将くん。将くんにお嫁さんっているのですか?」
子供の無垢な質問が将の心に突き刺さる。
通常防御力がカンストを超えているのに対し精神防御は著しく低い現代っ子の将は相手は子供とめげずに答えた。
「いいや、いないよ…」
「じゃあ、私がなってあげますです」
「へ?」
将の思考は停止した。
つまり、どういうこと…状態で停止している将はポカンと馬鹿みたいに口を開けてミルシェアを見ている。
が、思考が再び活性化されると目を白黒させて驚いた。
「ななな!ミルシェアはまだ歳的に無理でしょ⁉︎」
「大丈夫、私、もう16ですから」
「へ?」
将の思考は停止した。
いちいち面倒くさい奴だ。まあ、明らかに小学校ぐらいの子が16と言い出した時の普通の奴の反応といえるから無理はないか。
「マジで⁉︎」
「マジです」
「へぇ…そう言われてもなんか…倫理的に…」
「なるんです!私ももう大人なのです!」
「でもな…」
そう渋っていた将も結局、その勢いに押され承諾したのだった。
そんなこんなで夫婦になった将達は初夜を迎えた。
「将くん。こっちへ…来てくださいです」
そうベッドに腰掛け将を呼ぶミルシェアには子供にはあってはいけない艶かしさがあり、背徳感が掻き立てられる。将は生唾を飲んだ。
だが、一歩進もうとしたところで理性がそれを阻む。
「やっぱり、そういうのは手順を踏んでからのほうが…」
「もう、じゃあ、私から行きますですよ」
そうミルシェアは将に近付いた。
そして将に手を回すと自分の方へと引き寄せた。
「え、ちょう。まって、力強くない⁉︎」
「そんなことありませんです。私は普通の女の子なのです」
「絶対普通じゃないって」
そう将がもがくがミルシェアの細い腕の内からは抜け出せない。
ミルシェアも女といえども勇者の末裔としての力は劣っていないようだ。
その後、結局、将もやる気になって初夜を楽しんだ様だ。




