登場人物紹介
※これから読まれる方のために、物語の核心には触れず、ご紹介しています。
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◆ 燈本 灯真――現在
本作の主人公。十七歳の、ごく普通の高校生。
これといった取り柄もなく、教室のいちばん外側で、目立たず、息をひそめて生きてきた。自分には「何もない」と思い込んでいる。けれど、その胸には、ひとつだけ譲れぬものがある――困っている誰かを、見過ごせない。
六つのときに父を亡くし、覚えているのは、温かな手のひらの感触と、たった一言の言葉だけ。ある夜の出来事をきっかけに、彼は、自分の血に眠る力と、知らなかった世界の裏側へと、踏み込んでいく。
最弱の少年が、どこまで駆け上がれるのか。彼の成長が、この物語の背骨である。
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◆ 燈本 宗一――過去
灯真の、亡き父。灯真の知る「いない父」とは、まるで違う――温かく、勇敢で、危機の中でこそ笑う、太陽のような青年。
その時代に、彼が何を背負い、何のために戦っていたのか。そして、息子に遺した「灯」と「言葉」の、ほんとうの意味とは。物語が進むほどに、その姿が、少しずつ明らかになっていく。
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◆ 燈本 陽――未来
灯真の、まだ見ぬ息子。
荒んだ時代を、ひとり戦い抜いてきた、鋭くも、芯の強い青年。彼が生きる未来は、なぜ、滅びへと傾いているのか。そして、まだ父にも会っていないはずの彼が、なぜ、灯真の前に現れるのか。
過去と未来をつなぐ、もうひとりの鍵。
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◆ 燈本 美月――現在
灯真の母。女手ひとつで、灯真を育ててきた、芯の強い人。総菜屋で働きながら、息子の前では、決して疲れを見せない。
亡き夫のこと、息子のことを語るとき、ふと、言葉を飲み込むことがある。その胸に、何を秘めているのか。
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◆ 継灯
灯真の一族に、代々受け継がれてきた力。
強い覚悟の瞬間、時を越えて、同じ血を引く者の「灯」と、繋がることができる。言葉を、想いを、力を、時の壁を越えて、手渡す力。
ただし、その力は、ただでは振るえない。なぜ、この力が一族に宿るのか。その源には、深い由来が眠っている。
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◆ 灰村 燼――敵
もう一つの血脈、灰村家の当主。
冷徹で、底知れぬ。その奥には、古い傷と、ひとつの悲願を抱えている。世代を越えて進められる、その企ての正体とは――。哄笑する悪人ではない。だからこそ、恐ろしい。
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◆ 灰村 焔――敵
灰村家の若き当主代理にして、灯真の前に立ちはだかる宿敵。
冷たく、容赦がない。けれど、その背には、彼自身が選んだわけではない、何かが、刻まれているらしい。灯真とは、奇妙な対をなす存在。彼が、最後に何を選ぶのか――それも、この物語の見どころのひとつ。
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※物語の進行にあわせて、人物を加筆・更新していきます。




