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３
「今から作るんだから時間かかるぞ」
『マリちゃんの作るご飯ならいくらでも待てるよ』
「マリアンヌ！」
暗くなったら料理出来ないから、勇者をほっといてさっさと作り始める。
と言っても、野菜をざっくり切ってじっくり煮込むだけ。コンソメの素とか無いから水煮。玉ねぎとソーセージからダシが出るから大丈夫。
『マリちゃん、のど乾いた。お茶ちょうだい』
「薬草茶ならあるぞ。それとマリアンヌだ」
『薬草茶って苦くない？』
「苦い」
『他には？』
「庭に生えてるからミントティーかな」
『じゃそれで』
「摘んでこい」
『ミントってどれ？』
「白湯でいいな！好きだろ、白湯」
『じゃそれで』
「とりあえず、水汲んで来い」共同井戸の場所は知ってるはずだから、水桶を渡して追い出した。
桶あげるから、二度と来るな！
