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異世界魔女と名刑事  作者: 如月いさみ


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ノルド・マギの秘密

リリアは驚いて目を見開いた。

「私が?」


マリナは静かに頷き

「信じる、信じないは貴女次第です」

けれど貴女は一度ユグドラシルの種と触れあっているのですよ

と言い、息を吐き出すと

「本来ならば北の魔導の塔で貴女は新たなユグドラシルと共に世界を支えていたはずなのです」

でも貴女が修行中に

「恐ろしいことが起きてしまったのです」

と告げた。

「貴女も騒ぎがあったと朧げに知っていると思います」


「フィマールの第二王子が何者かに殺されるという悲劇に見舞われてしまったのです」

その時、彼が守っていたのがユグドラシルの種だったのです

「種は何処かへ」

王は第一王子を幼い頃に湖で失っておりどれほど落胆したことか

「その中でも王は王の実弟と共に国を守ってきたのです」


…ユグドラシルは朽ち、種は行方不明…

「ただこれまでは貴女がフィマールにいたので新たなユグドラシルの力を中継出来ていたのでしょう」

その貴女がここへきたことで世界から魔力だけでなくあらゆる力が失われ始めているのです


リリアは静かに息を吸い込み

「そうだったのですね」

と言い

「ユグドラシルと深くつながっている時の精霊ノルンが私をここへ導いたという事はこの世界にユグドラシルの種の行方を知る何かがあるということかもしれない」

スクルドは私にユグドラシルの種を探せと言っているのかもしれないのね

と告げた。


マリナは薄れながら

「リリア、新たなユグドラシルのノルド・マギの貴女ならきっとユグドラシルが分かります」

ユグドラシルの側に行けば貴女の両手にも契約の証が現れるはずです

と告げた。

「世界を救うも救わないも…貴女の心一つです」


…けれど過去を知り貴女が自らの道を歩こうとしているのなら…

「正しい道を選べると信じています」


リリアは微笑んで頷いた。

「ありがとうございます、マリナ様」


リリアは魔導宮から戻ると両手を見つめ

「ユグドラシルの種を見つけて世界へ戻る」

それがきっと私の役目なんだわ

「その証拠にこの世界に来てから両手にこの模様が浮かび上がった」

ユグドラシルの種はこの世界の私の近くにあるはず

「そして、それを終えたら…私はどうするべきか自分で考えて決めて…歩き出さなければ」

と笑みを浮かべた。


その時、眠っていた優が目を覚ますと

「リリア、起きてたの?」

早いね

と身体を起こして彼女の前に座った。


リリアは微笑むと

「はい、今から朝ご飯を作りますね」

と告げた。


優は何処かスッキリとしたリリアの顔を見てにっこり笑うと

「うん」

僕も手伝うよ

と慌てて洗面所へと向かった。


リリアと優は朝ご飯を食べると駒沢駅の近くにあるショッピングセンターへと出かけた。

が、そこで思わぬ事件が待っているとは知らなかったのである。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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