90/290
古美術店
「アニーちゃんとエリーちゃんは不思議なお部屋に行ったんだ」
「リン姉さんの場合はどんな時だったんですか」
「私の場合は山だったよ。道って入れちゃったからかな」
リンと道がつながってリンドウになったらしい。
「断崖絶壁から始まってね。柵や手すりにつかまって進んだよ」
「なんか思い出に残りますね」
「そうだね。名前を付ける儀式とかもわざとそうしていると思うよ。
初心って大切だからね」
忘れかけた時に思い出せるようになっていると教えてくれた。
魔法使いの登録所を超え、さらに歩くとお店があった。
「古美術品のお店だよ。良いものあるかもね」
お店に入ろうとすると朝出会った陸上部のジョンさんが遠くから走ってきた。
「リンちゃん。もやもやが同じ場所に複数でたから手伝ってほしいんだ」
「わかった。アニーちゃんとエリーちゃんはお店の中で待っていてね」
リン姉はハリーさんと出かけられた。ボクたちはひとまず、お店に入る。




