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大きな獣人メルベクさん
メルベクというのは大昔に活躍した獣人の魔法使いが名乗っていた名前になる。
(もやもやを見つけた人たちの名前なんだよね)
書斎で見つけたもやもや発見の冒険譚にその名前は記されていた。英雄の名前は
エルフのヒューリシアさんを始め、鬼族のミャラウさん、獣人族のメルベクさん、
ドワーフのドワニムさん、人間のリンカテスさん、人魚のサッシュミナさんだ。
(全部、物語用に作られた架空の名前で、本名は別にあると思うよ)
「メルベク先輩、もやもやは町に出てくるんですね。初めて知りました」
「どこにでも出てきます。ご注意ください。あと、さん付けで良いですよ」
リン姉より一つ年上と教わった。
やがて、鳥居が見えてきた。
「鳥居の前にある建物が、もやもやを納める受付だよ」
「では自分はこれで失礼いたします」
メルベクさんがもやもやを受付に納めに向かう。
「私たちも神社に行こうか」
鳥居で一礼して、階段の左端に寄り、上っていく。境内へと足を進める。




