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命名の儀式

「いくよ、エリー」

「うん。アニーちゃん」

 ボクたちは手をつないで同時に魔法を唱える。


――ふわふわしている丸二つ お目々はにこにこ優しくて お耳はしっとり

  垂れていて お菓子をサクサク食べる口 お手々は側面ちょっこりと

  とことこ歩く二本足 体は白雪ひらひらと おでこにキラキラ光る石

  瞳の色も石の色 長い尻尾がついている――


「次は額を石にあて、心を籠めて名前を付けてください」


――僕はアニー、この名において青色の宝石に宿る精霊に、

  名前を付けます。君の名は『ブロウサッム』

――私はエリー、この名において黄に光る宝石に宿る精霊に、

  名前を付けます。あなたの名は『ミルク』


 石は肉球が長い尻尾がついたウサギに似た動物に変わっていく。


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