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リン姉たちの様子

「にゃあ」

 ランの声に振り返る。

 アニーちゃんとエリーちゃん、ハープちゃんがもやもやに取り囲まれていた。

 助けに行くか、先にもやもやを集めるか。判断に迷う。


「リン先輩。僕が行きますから。ここは任せました」

 ドギー君の声で我に帰った。一人でやろうとしていた自分の未熟さを恥じる。

「ありがとう、ドギー君」

 私は気を取り直し、一度にできることは一つだけ、と自分に言い聞かせた。

「その意気ですぞ」

 メルベクさんは光っているもやもやに対して向き合い、魔法を唱える。


――時が止まった山頂で 朝日の陰にもやもやと 自分の姿があるのなら

  はらい退けようまよいごと 自分に宿る獣の力 解放させる この秘術

   アーマーパージは男のロマン!!!」


 メルベクさんの籠手が宙に舞う。腕には獣の毛が生えてる。


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