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おくるもの

「今の自分にできること、か」

「うん。何か探して見つけていけたら良いなって思う」

「…はい。とても素敵なことだと思います」 

 エリーとボクとハープちゃんと、前を進む人たちの背中をしっかりとみていた。


 桜の木から強い風が吹きつけた。まるで接近を拒む強い風が吹く。

 ネコさんたちも二の足を踏むほどの強い風が立ちはだかる。

「応援しようか」

「…私、歌いますね」

 ハープちゃんがリラを奏で、歌を歌う。


――春風に乗って声援届くかな 前に進んでいけるよう 想いを籠めて歌います


 ハープちゃんが奏でるリラの音が、いろんな音色に変わっていく。

(いいなあ楽器演奏…やっぱりボクも楽器覚えようかな)

 ネコさんたちが一歩一歩前に確実に進んでいく姿が見える。

 もう少しというところで、またゾワッとした感じがする。


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