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もう一度やる前に

 しばらく考えていると、エリーが提案する。

「時計塔の精霊にお願いするのはどうかな」

「そっか。時計を止めていたんだから、時計を動かせばなんとかなりそうだね」

「みゅい」

 ミュイッターが時計塔に近づき、ボクはエリーと手をつなぎ、詠唱を開始する。


――時計の塔の精霊さんに 今の時間を示すよう 動いてくれと願います


 パキィンという音がする。

「魔法が弱かったのかな」

 急いで作ったからなのだろうか、効果が弱く、もやもやに妨害された。

「みゅい」

 ミュイッターの声がする。声は少し疲れている感じがした。


「もう一回やろうよ」

「待って、エリー。同じことやったら同じ結果になるよ。少し変えてみよう」

「えーと、つまりどこをどう変えればいいのかな」


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