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新楽器
「そろそろ帰りますか」
クロスペテア先生の声で時が動く。ボクたちは専用ケースを担ぎなおす。
「ハープちゃんはリラで魔法を使うんだね」
「…はい。歌、好きですし」
「私もフルート吹けるよ。今度一緒に演奏しようね」
エリーが言う。
「…そういえばドギー君はドラムが叩けるって言っていたよ」
「…メルベクさんもキーボード弾けるって」
ボクの声にリン姉が答えた。
楽器は魔法で頭に思い描いた音色を奏でられる。好きな人は好きなのだろう。
リン姉は友人と一緒に吹奏楽部に入ったら、指揮者を任せられたそうだ。
「…一緒に歌いませんか」
ハープちゃんが提案する。
ドギー君やメルベクさんにあとで確認を取ろうと思い、手を振って見送った。




